2015年11月10日から続けてきた連載「セキュリティのアレ」。突然ですが、今回をもって最終回となります……。最後は「総集編」として、過去全回の中から、最も反響の大きかった記事トップ10を紹介します。
サイバーセキュリティは「難しい」「取っつきにくい」。そんなイメージを払拭(ふっしょく)すべく、セキュリティ関連の時事ネタや、長く議論されてきたテーマについて動画で分かりやすく解説してきた「セキュリティのアレ」。
2015年11月10日に開始した本連載ですが、2017年3月21日に公開した第43回をもって、動画の公開を終了させていただくことになりました。今後の展開を楽しみにしていただいていた読者の皆さまには、突然のお知らせとなり、申し訳ございません。
本稿では最後に、「最終回総集編」として、本連載の中でも最も関心を集めた(記事閲覧数の多かった)記事トップ10を紹介します。「セキュリティのアレ」をご存じなかった方も、この機会にぜひご覧ください(過去記事一覧)。
それでは早速、人気記事トップ10を発表します(忙しい人向け最終結果)。
第10位となったのは、2016年1月29日に公開した連載第10回、「『つないだら終わり』じゃない『ホームルーター』のセキュリティ」でした。IoT(Internet of Things)のような大げさな言葉を持ち出すまでまでもなく、インターネットに接続する機器については、安全な初期設定や不断のソフトウェアアップデートなど、セキュリティ対策が欠かせません。「そういえば自分のルーターどうなっていたっけ……」とふと不安に感じられた方。この動画を参考に、あらためてホームルーターなどのセキュリティ設定を見直してみてください。
「つないだら終わり」じゃない「ホームルーター」のセキュリティ」(2016年1月19日)
それからIoTといえば、2016年にはルーターやWebカメラなどに感染するマルウェア「Mirai」が話題になりました。Miraiについては、@ITが2016年11月に公開した解説記事で詳しく解説しています。こちらもぜひご一読ください。
第9位は、2016年12月28日公開の第40回、「『フラット35』情報漏えい事件から学ぶ基本の大切さ」でした。比較的最近の記事ですが、実事例を取り上げたことで、多くの方に興味を持っていただけたようです。
「フラット35」情報漏えい事件から学ぶ基本の大切さ(2016年12月28日)
セキュリティ対策を考える上では、過去の事件を基にケーススタディを行うことがとても大切ですね。そのためにも、被害に遭ってしまった企業、組織においては、できる限りの情報開示を望みたいところです。
続いて第8位は、記念すべき(?)連載第1回、「『レイバンをかたったスパム投稿』をどう見る?」です。
「レイバンをかたったスパム投稿」をどう見る?(2015年11月10日)
TwitterやFacebook、最近ではLINEのアカウント乗っ取りによる詐欺行為が問題となっていますが、根岸征史氏、辻伸弘氏はこうした事件をどう捉えているのでしょうか? 続きは本編をご覧ください。
利用者としては便利な「公衆無線LAN」ですが、セキュリティの面では多くの問題も抱えています。第7位となったのは、そんな公衆無線LANをいかに安全に使うかを説明した連載第11回「『公衆無線LAN』の安全な使い方」でした。
「公衆無線LAN」の安全な使い方(2016年2月5日)
本編中では、ゲストにライターの高橋睦美氏を迎え、「盗聴」や「偽のアクセスポイントへの接続」といったリスクにいかに対処すべきかを解説しました。
2016年は“ランサムウェアの年”だったと言っても過言ではありません。第6位には、データを“人質”に取り、身代金を要求するランサムウェアへの対策法を議論した第10回「あくどい『ランサムウェア』にどう対処すべきか」がランクインしました。
あくどい「ランサムウェア」にどう対処すべきか(2016年1月15日)
2017年に入っても依然国内外で被害が続くランサムウェアですが、辻氏が実際の被害者に取材を行った記事「『言葉では言い表せない絶望感だった』――ランサムウェア被害者が語る」も併せてぜひご覧ください。
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