NTTコミュニケーションズが、企業の早期IoT導入やテストを支援するアプリケーションの開発/実行基盤サービス「Things Cloud」の提供を開始。ウィジェットやAPIを豊富に用意し、ノンプログラミングでのアプリ開発を可能とする。
NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は2017年4月5日、企業のIoT(Internet of Things)導入を支援するサービス群「IoT Platform」へ新サービス「Things Cloud」を追加すると発表。2017年4月6日に提供を開始する。
Things Cloudは、IoT関連サービスやアプリケーションの開発に必要な機能とプロセスをまとめたアプリケーションの開発/実行基盤。プロトタイプの作成から、その検証、実運用まで、一連のIoT導入フローをまとめてカバーできる。デバイス接続、データ収集、可視化、分析、管理といった機能をウィジェット(ソフトウェア部品)として用意し、GUIツール上でアプリケーションを構築できる。
IoTデバイスからのデータ連携に用いるAPI(Application Programming Interface)も100種類以上用意。これらを通じて、社内システムや外部アプリケーションなどとの容易な連携も実現する。
価格は、データ管理が3GBまで/デバイスからのAPIコール数を100万回までとする基本料金が11万8000円/月(税別、以下同)。別途、登録デバイス1台当たり500円/月、追加サブテナント1つ当たり1200円/月、基本料金の3GBを超えたときの追加データ管理料が100MBごとに30円/月、同じくAPIコール100万回を超えたときのAPIコール超過料が1万回ごとに1180円/月がかかる。
NTT Comは、IoT Platformのサービスとして、工場群の製造プロセス一括モニタリングに向けた「Factoryパッケージ」、産業機器などの遠隔監視や保守に向けた「Productパッケージ」、営業車両の運行管理に向けた「Vehicleパッケージ」を既に提供している。
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