Bing Image Search APIは、Bingが提供する画像検索機能と同様な機能をAPI化したもので、画像検索機能をユーザーに提供するなどの目的で使える。
Bing Image Search API(以下、Image Search API)は、マイクロソフトのCognitive Servicesが提供するAPIの1つで、検索サイトであるBingが提供する画像検索機能と同様な機能をプログラムから利用できるようにしたもの。画像検索に特化したページを作りたい場合などに便利に使える。
Image Search APIがどんなものかは、Image Search APIページで確認できる。[アクションからご覧ください]の下に検索ボックスがあるので、そこで検索語を入力すれば、[プレビュー]タブに検索結果を基に画像が、[JSON]タブに検索結果が表示される。
実際にImage Search APIを使用するには、Bing Search APIsのサブスクリプションを事前に追加しておく必要がある。このサブスクリプションを追加すると、Bing Web Search API/Bing News Search API/Bing Video Search APIも同時に使用できるようになる。ただし、このサブスクリプションを追加しても、Bing Autosuggest APIなどのAPIは使用できない(別途、それら用のサブスクリプションを追加する必要がある)。Cognitive Servicesが提供するAPIなどのサブスクリプションを追加する詳しい手順は「Dev Basics/Keyword: Microsoft Translator Text API」を参考にしてほしい。
また、Bing Search APIsサブスクリプションの価格レベルには無料のものがなく、最低価格が3ドルからとなっている点には注意されたい。詳しくは「Cognitive Services の価格 - Bing Search API」を参照のこと。
現在、Bing Image Search APIはv7(バージョン7)がプレビュー状態となっているが、本稿ではv5を使用していく。v5からv7へのアップグレードについては「Image Search API upgrade guide」ページで詳しく説明されている(v7プレビューを利用するにはそのサブスクリプションを別途追加する必要があり、v5のアクセスキーを使用してv7のAPIにアクセスはできない。2017年5月29日現在では、Bing Image Search APIページの最下部からv7プレビューのサブスクリプションを追加できるようになっている)。
サブスクリプションを追加したら、そのアクセスキーをコピーしておく(以下の画像の赤枠内)。Bing Search APIsではこのアクセスキーをそのまま利用する。
プログラムを書かずに、まずはWebインタフェースを使ってみる。これにはImage Search API - V5ページが使える。なお、Bingに関連するAPIはAPIsページで一覧できる。
ご覧の通り、左側にはImage Search APIが提供する3つのAPIが表示されている。Image Insights APIはPOSTリクエストのボディーに含めた画像についての情報を取得するもの。Search APIはクエリを与えると、それに関連する画像を取得する。Trending APIは画像検索のトレンドを取得するものだ。それぞれのAPIを選択すると、APIのリクエストURL、必要なパラメーターやリクエストヘッダなど、そのドキュメントが右側に表示される。
ここではSearch APIを使用してみよう。Search APIのドキュメントを表示して、[Open API Testing Console]ボタンをクリックすると、次のようにインタラクティブにクエリを組み立てるインタフェースが表示される。
ここで各パラメーターを指定して、リクエストヘッダの[Ocp-Apim-Subscription-Key](上の赤枠内)に先ほど取得したアクセスキーを入力する。各パラメーターの意味については、[Open API Testing Console]ボタンを押す前のページで説明されているが、簡単に述べておこう。これらのうち、必須なのはqパラメーターのみであり、他はオプションとなっている。
よって、上の画像のパラメーターは「ネコの絵を10枚(10個のURL)、アメリカ国内から検索する」といった意味合いになる(「cats」はデフォルトの検索語)。
これらを組み合わせた結果、リクエストURLは「https://api.cognitive.microsoft.com/bing/v5.0/images/search?q=cats&count=10&offset=0&mkt=en-us&safeSearch=Moderate」となる。最後に[Send]ボタンをクリックすると、検索結果が表示される。
戻り値はJSONデータであり、Image APIを呼び出した場合はImagesオブジェクトの形で戻される。このオブジェクトのプロパティについては前述のリンクを参照してほしい。後はここから必要なデータを取り出して、画像を表示するなどの処理を行えばよい。
最後にこのAPIをJavaScriptから呼び出すコードを示す(Node.jsおよびNPMのrequestパッケージを使用)。
const request = require("request");
const key = "アクセスキー";
const url = "https://api.cognitive.microsoft.com/bing/v5.0/images/search";
const q = process.argv[2] ? process.argv[2] : "にゃんこ";
const count = 10;
const reqUrl = encodeURI(`${url}?q=${q}&mkt=ja-jp&count=${count}`);
console.log(`request URL: ${reqUrl}`);
const opt = {
url: reqUrl,
headers: {
'Ocp-Apim-Subscription-Key': key
}
};
request.get(opt, (err, res, body) => {
var jsondata = JSON.parse(body);
for (var item of jsondata.value) {
console.log(`found in ${item.hostPageDisplayUrl}`);
}
});
実行結果を以下に示す。
> node imgsearch.js xamarin
request URL: https://api.cognitive.microsoft.com/bing/v5.0/images/search?q=xamarin&mkt=ja-jp&count=10
found in https://www.xamarin.com/branding
found in googglet.com/images/xamarin forms picker renderer
found in https://twitter.com/Xamarinhq
found in alsocreative.com/blog/what-is-xamarin-and-why-do-we-use-it
found in xamarin.com/branding
found in www.henning.ms/2014/11/11/xamarin-ios-build-host-too-old
found in www.codenutz.com/lac06-getting-started-xamarin-visual...
found in https://blog.xamarin.com/a-xamarin-microsoft-future
found in twitter.com/xamarinu
found in jj09.net/getting-started-with-xamarin-in-2016
なお、前述した通り、Bing Search APIsのサブスクリプションを追加すると、Bing Web Search APIなども利用できる。Image Search APIはあくまでも画像を検索するためのものなので、Webページなどの検索には他のAPIを使用するようにしよう。また、本稿ではクライアントベースでこのAPIを使用しているが、Search the web for imagesページ(英語)では「全てのリクエストはサーバから送信しなければならない」ともある。Image Search APIは画像検索に特化したサービスを提供する際に利用するためのものだと考えておこう。
Image Search APIはBingが提供する画像検索機能と同様な機能をプログラムから利用できるようにしたもの。Bingの画像検索の結果を利用して、ユーザーに何らかのサービスを提供する際に極めて便利に利用できる。
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