Microsoftが「Power BI Embedded」を正式リリースアプリにビジュアル、レポート、ダッシュボードを簡単に埋め込める

Microsoftは、アプリケーションにビジュアル、レポート、ダッシュボードを素早く追加できるAzureサービス「Power BI Embedded」を正式リリースした。

» 2017年10月06日 13時00分 公開
[@IT]

 Microsoftは2017年10月3日(米国時間)、「Power BI Embedded」を正式リリースしたと同社のブログで発表した。Power BI Embeddedは、データを可視化する「ビジュアル」「レポート」「ダッシュボード」を、アプリケーションに素早く追加する方法を提供するAzureサービス。料金は、使用するリソースのキャパシティーと使用時間に基づいて決まる。

「Power BI Embedded」の詳細

 ISV(独立系ソフトウェアベンダー)や開発者は、Power BIの以下の長所や機能を利用可能になる。

  • Power BI Desktop(無料でダウンロード可能)でビジュアルを作成できる
  • 数百のデータソースに接続し、顧客にインサイトを提供できる
  • Microsoftとパートナーのビジュアルを利用でき、独自のビジュアルも作成できる
  • あらゆるタイプのデバイスにデプロイし、HTML5で一貫したレンダリングが可能
  • 完全に文書化されたAPIやSDKを使ってビジュアルをアプリケーションに発行できる

 これにより、ISVはビジュアルや分析機能を開発する労力を最小限に抑え、アプリケーションの市場投入期間を短縮できるという。エンドユーザーが単一のアプリケーション内でデータ分析できるよう、アプリケーションに分析機能を埋め込むことも可能だ。

 一方、開発者も、ビジュアルや分析機能の開発に時間を取られることなく、アプリケーションの中核機能の開発に集中でき、レポートやダッシュボードに対するエンドユーザーの要望に対して、迅速に対応できるようになるという。

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