プログラミングは若手だけのもの? 人生100年時代の「おじさんプログラマー」像とは――。
こんにちは、おじさんです。先月47歳になりました。
最近、「おじさん」を実感することが増えました。目が成熟して(いわゆる、老眼というやつです)見づらいので、ノートPCで仕事をするのが結構ツライです。容器に「40」と書いてある目薬を使うようになりました。肩もめちゃくちゃ凝ります。
そんな折、82歳で現役のプログラマーとして活躍する若宮正子さんが、ニューヨークの国連本部で講演をし、称賛を受けるという報道を見ました。若宮さんは80歳を超えてからプログラミングの技術を学び、スマートフォンのアプリを開発したそうです。
一言「すばらしい!」。すごいなー、格好いいなー。
というのも、私も以前、プログラマーだったからです。若いころは「生涯プログラマー」を目指していました。でも、30歳を過ぎたころから、「お前もそろそろお金の管理をしろ」「マネジメントをやれ」と言われました。本当は「生涯プログラマー」でいたかった。でも、組織の中では自分の理想通りにならないことも多いもの。
「生涯プログラマー」を目指して転職するも、そこで待ち受けていたのは過大なストレス。その後紆余曲折があって、プログラミングから離れることになりました。
でも、若宮さんの報道を見て久しぶりにワクワクしました。80歳を超えてもできるのだから、半分ほどの年齢の私にもきっとできるはず! おじさんもまた、久しぶりにプログラミングをやってみたい!
※この記事ではベテラン世代のことを、愛情をこめて「おじさん」と表現しています。男性のみを意図しているわけではありませんので、それぞれで読み替えてくださいね。
とはいえ、モニターが見づらい、肩が凝ると嘆いているおじさんな私が、もう一度ガチプログラマーになる自信は、正直ありません。身体的にもそうですし、プログラミングが本業ではなくなってから、仕事に対する興味はIT以外にも向いています。
開発環境を作って取りあえず書き始めれば、あのころの感覚がよみがえってきて楽しくなるかもしれません。だけど、その時間を作るのが意外と難しい。
「それは言い訳だよ。82歳の若宮さんにだってできるのだから、やる気になればできるはずだよ」と、人は言うかもしれません。そう、言い訳ですね。すみません。頭では分かっているんです。でも、腰が重くて最初の1歩がなかなか踏み出せない(笑)。
でも、もし「おじさんプログラマー」を目指せるなら、楽しそうだなー。
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