Microsoft Edgeで表示中のタブを素早く保存・復元するTech TIPS

再起動が必要な際などに、現在閲覧しているWebブラウザのタブの状態を保存しておきたい、ということはないだろうか。Microsoft Edgeならば、簡単にタブの状態を保存し、すぐに復元することが可能だ。その方法を紹介する。

» 2018年05月14日 05時00分 公開
[小林章彦デジタルアドバンテージ]

対象:Microsoft Edge(Windows 10 Creators Update以降)


 WebブラウザでWebページを閲覧中にPCの再起動が必要な状態になったり、調べごとをしている最中に割り込みの仕事が入って別のWebページを幾つか開かなければいけなくなったりした場合、現在閲覧中のWebページの状態を保存しておきたいと思うこともあるだろう。

 このような場合、Microsoft Edge(以下、Edge)ならば、現在表示中のタブの状態を一時的に保存する機能が利用できる。

タブの状態を保存する

 使い方は簡単で、Edgeのタブの左側にある[表示中のタブを保存して閉じる]アイコンをクリックするだけだ。表示しているタブ(複数のタブが開いている場合はその全て)が閉じられて、状態が保存される(「新しいタブ」は保存されない)。

現在表示しているタブを保存する(1) 現在表示しているタブを保存する(1)
 
現在表示しているタブを保存する(2) 現在表示しているタブを保存する(2)
タブの左側にあるアイコンをクリックすると、保存されたタブの状態が表示される。

タブの状態を復元・削除する

 保存されたタブは、その左隣の[保存して閉じたタブ]アイコンをクリックすると、サムネイルとともに保存されたWebページが一覧表示される。タブに戻したいサムネイルをクリックすると、一覧からそのサムネイルが消えて、タブに戻る。複数のタブを一度に戻したい場合は、[タブの復元]リンクをクリックすればよい。

 保存されたタブの状態は、再起動しても、電源をオフにしても維持されるので、再度、Edgeを起動してタブを復元することが可能だ。

 保存した状態を削除したい場合は、[×]をクリックすれば、サムネイルが消えて保存状態も削除される。保存している複数タブの状態の中から、1つのWebページの状態を削除したい場合は、サムネイルにマウスを重ねて(マウスホバー)表示される下側の[×]をクリックするか、右クリックして[削除]を選択する。ただ削除してしまうと、元の保存状態に戻せないので注意したい。

保存したタブの状態を復元・削除する 保存したタブの状態を復元・削除する
タブを個別に復元したり、グループ全体を復元したりすることができる。また、保存したタブの状態を削除することも可能だ。

タブの状態をお気に入りに追加したり共有したりする

 [タブの復元]の右側にある[…]アイコンをクリックすると、[すべてのタブをお気に入りに追加][タブの共有]のメニューが表示される。[すべてのタブをお気に入りに追加]を選択すれば、Edgeのお気に入りに、「<年/月/日>のタブ」というフォルダ名で、保存されているタブのURLがブックマークされる。

保存したタブのURLをお気に入りに追加する(1) 保存したタブのURLをお気に入りに追加する(1)
[…]アイコンをクリックし、メニューから[すべてのタブをお気に入りに追加する]を選択すると、お気に入りにURLが追加される。また[タブの共有]を選択すると、メールなどでタブのURLを送信することができる(後述)。
保存したタブのURLをお気に入りに追加する(2) 保存したタブのURLをお気に入りに追加する(2)
このように名前が「<年/月/日>のタブ」フォルダにURLが追加される。

 [タブの共有]を選択すると、メールやOneNoteなどで保存されているタブの情報(サムネイルやURLリンク)を送信したり保存したりできる。

タブの状態を共有する(1) タブの状態を共有する(1)
[タブの共有]を選択すると、この画面が表示される。ここで、共有する方法を選択する。「メール」を選択すると、「メール」アプリが起動する。
タブの状態を共有する(2) タブの状態を共有する(2)
メール本文にタブのURLリンクが記載されたメールが作成される。ここで、宛先を入力して、[送信]をクリックすると、このメールが送信される。

 このタブの状態を保存するEdgeの機能は、再起動時や帰宅時などにWebブラウザの状態を保存しておきたい、といった場合に便利だ。操作も簡単なので、覚えておくとよいだろう。

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