TISは、月額定額制のRPAソリューション「RPA Smart」の提供を開始する。一度導入すれば無制限に利用ユーザーを拡大できる。人間のGUI操作を記録することでロボットを作成できる。
TISは2018年5月28日、RPA(Robotic Process Automation)ソリューション「RPA Smart」の提供を開始すると発表した。月額定額制が特徴で、定型業務を代行するロボット(自動化オペレーション)の作成数や規模に制限はない。
RPAは、ロボットによって定型業務を自動化するソリューション。交通費の精算業務やウイルスソフトのスキャンといった個人に必要な定型業務から、勤怠入力のチェックやデータベースの検索結果を基に分析、加工したレポート作成といった業務上の定型処理までを自動化できる。
RPA Smartは、RPAテクノロジーズの「BizRobo!」を基に開発されており、人間のGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)操作を記録することでロボットを実現する。RPA Smartではノンプログラミングでロボットを作成でき、TISが提供する教育やサポートを受けることで、プログラミングの知識がなくても導入、運用、保守が可能だ。
ロボットを無制限に作成でき、一度導入すれば無制限に利用ユーザーを拡大可能なことから、自動化対象とする業務を絞らずに、トライアンドエラーを繰り返しながら試験的に導入し、状況に応じて適応領域を広げられる。
RPA Smartの利用料金は月額60万円(税別、以下同)で、1年契約を前提とする。また、初月のみライセンス発行手数料の25万円がかかる。
サポートメニューも用意しており、1カ月間のトライアル利用を含み、自動化の対象とする業務内容の精査やロボットの作成、効果測定などを行う「POC支援サービス」が150万円から。「テクニカルサポート保守」が月額15万円。導入コンサルティングや本稼働環境への導入支援、導入後の保守サポートは個別見積もりとなっている。
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