彼の名前は八木澤健人。ツイートをした時点では、SIerに派遣されて働く、いわゆるSES(システムエンジニアリングサービス)のエンジニアだった。
「半分は愚痴、半分は声が掛かればいいぐらいの感覚でした」と八木澤さんは振り返る。猛烈な勢いで反響が押し寄せる様子に、自分の評価が会社の中と外で大きく違うことに気が付いた。「SIerの世界にいて、視野が狭くなっていたのかな」と感じたそうだ。
八木澤さんはツイートをきっかけに4〜5社の面接を受け、「レッドハット」に入社した。ツイートから入社が決まるまでの期間はおよそ2カ月だった。
レッドハットに転職した八木澤さんの今の仕事は、自動構成ツール「Ansible」のテクニカルサポートエンジニアだ。AnsibleのターゲットはLinuxだけではなく幅広い。「レッドハットといえばLinuxという印象がありましたが、入ってみるともっとオープンな会社でした」と八木澤さんは話す。
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