Windows 10の電源オプションは、デフォルトで「バランス」が選択されている。性能と消費電力を両立させる電源プランなのだが、場合によっては性能を重視したいこともあるだろう。そのような場合、「高パフォーマンス」に設定するとよい。ただ、電源プランに「高パフォーマンス」が表示されないケースもある。そのような場合の対処方法を紹介する。
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対象:Windows 10
高い性能のPCに買い替えたのに、意外と速くないと感じたことはないだろうか。その原因は、Windows 10の電源プランかもしれない。
Windows OSでは、消費電力と性能のバランスをとるように、事前に幾つかの電源プランが用意されている。Windows 10では、多くの場合、「バランス」と呼ばれる電源プランがデフォルトで設定されている。この「バランス」では、そこそこの性能を維持しながら、消費電力を少なく抑えるというものだ。そのため、PCの能力を100%発揮する設定にはなっていない。
多少消費電力が増えてしまっても、性能を上げたいのであれば、電源プランを「高パフォーマンス」に変更すればよい。
それには、[コントロールパネル]−[電源オプション]画面を開き、「電源プランの選択またはカスタマイズ」の「高パフォーマンス」を選択すればよい(コントロールパネルを素早く開く方法は、Tech TIPS「Windows 10で素早くコントロールパネルを開く方法」参照のこと)。
ただし、一部のPCでは「高パフォーマンス」が電源プランに表示されていない。このような場合、コマンドプロンプトもしくはPowerShellを管理者権限で起動し、以下のコマンドを実行すればよい(コマンドプロンプトを管理者権限で素早く開く方法は、TIPS「Windows 10でコマンドプロンプトを素早く起動する方法」を参照してほしい)。
powercfg -setactive 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c
[コントロールパネル]−[電源オプション]を開き直すと、「追加プランの非表示」の下に、「高パフォーマンス」が表示されるはずだ。
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