Windows 10の[スタート]メニューにある「意外な領域」に[エクスプローラ]アイコンなどを表示するTech TIPS

意外と知られていないが、Windows 10の[スタート]メニューには、[エクスプローラー]アイコンや[ドキュメント]アイコンといったフォルダアイコンをピン留めすることができる。ピン留めすれば、素早く目的のフォルダを開くことが可能だ。

» 2018年11月15日 05時00分 公開
[小林章彦デジタルアドバンテージ]
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対象:Windows 10


 Windows 10の[スタート]メニューは、Microsoft Storeアプリなどがタイルで表示される部分(タイルメニュー)、アプリがアルファベット・あいうえお順でリスト表示される部分の他(アプリの一覧)、一番左側に[電源]アイコンや[設定]アイコンが並んだ部分(スタートにピン留めされたフォルダ)で構成されている。

Windows 10の[スタート]メニュー Windows 10の[スタート]メニュー
Windows 10の[スタート]メニューは、このように3つの部分で構成されている。

 Windows 10 April 2018 Updateより前のバージョン(Windows 10 Fall Creators Update以前)では[電源][設定][アカウント]のみだが、Windows 10 April 2018 Update以降ではさらに[ピクチャ][ドキュメント]の各アイコンが追加されている。

Windows 10 April 2018 Updateより前の[スタート]メニュー Windows 10 April 2018 Updateより前の[スタート]メニュー
Windows 10 April 2018 Updateより前のピン留めされたフォルダ部分は、デフォルトでは[電源][設定][アカウント]の3つのみがピン留めされている。

Windows 10 April 2018 Update以降の[スタート]メニュー Windows 10 April 2018 Update以降の[スタート]メニュー
Windows 10 April 2018 Update以降のピン留めされたフォルダ部分は、デフォルトでは[電源][設定][ピクチャ][ドキュメント][アカウント]の5つがピン留めされている。

 実は、この部分には[エクスプローラー]や[ダウンロード]などのフォルダアイコンを追加することが可能だ。よく利用するフォルダを追加しておけば、わざわざエクスプローラを起動しなくても、[スタート]メニューから直接フォルダを開けるので便利だ。その方法を紹介する。

[スタート]メニューを右クリックして設定する(Windows 10 April 2018 Update以降)

 Windows 10 April 2018 Update以降では、[スタート]メニューの左側のアイコン列を右クリックすると[この一覧のパーソナル設定を行う]というメニューが表示される。これをクリックすると、[スタートに表示するフォルダーを選ぶ]画面が直越開くので、表示したいフォルダ名のスイッチを「オン」にすればよい。

 このスイッチを「オン」にしたフォルダアイコンが、[スタート]メニューに追加される。例えば、ここで「エクスプローラー」のスイッチを「オン」にすれば、[スタート]メニューの[設定]アイコンの上に[エクスプローラー]アイコンが表示される。

[スタート]メニューを右クリックして設定する(1) [スタート]メニューを右クリックして設定する(1)
[スタート]メニューのピン留めされたフォルダ部分を右クリックすると、[この一覧にパーソナル設定を行う]メニューが表示されるので、これをクリックする。
[スタート]メニューを右クリックして設定する(2) [スタート]メニューを右クリックして設定する(2)
直接、[スタートに表示するフォルダーを選ぶ]画面が開くので、[スタート]メニューに表示したいフォルダ名下のスイッチを「オン」にする。
[スタート]メニューを右クリックして設定する(3) [スタート]メニューを右クリックして設定する(3)
「オン」にしたフォルダが[スタート]メニューに表示される。

 なお表示可能なフォルダアイコンは、[エクスプローラー][設定][ドキュメント][ダウンロード][ミュージック][ピクチャ][ビデオ][ネットワーク][個人用フォルダー]の9つである。

[個人用設定]画面で設定する

 Windows 10 Fall Creators Update以前のバージョンを利用しているような場合は、[個人用設定]画面から行うことも可能だ。

 [スタート]メニュー−[設定]−[Windowsの設定]画面を開き、[個人用設定]をクリックするか、デスクトップの空いているところを右クリックして、メニューから[個人用設定]を選択する。[個人用設定]画面が開くので、左ペインで[スタート]を選択し、右ペインで「スタートに表示するフォルダーを選ぶ」をクリックすると、[スタートに表示するフォルダーを選ぶ]画面が開く。ここで、表示したいフォルダ名のスイッチを「オン」にすればよい。

[個人用設定]画面で設定する(1) [個人用設定]画面で設定する(1)
[Windowsの設定]画面を開き、[個人用設定]をクリックする。
[個人用設定]画面で設定する(2) [個人用設定]画面で設定する(2)
[個人用設定]画面の左ペインで[スタート]を選択する。
[個人用設定]画面で設定する(3) [個人用設定]画面で設定する(3)
右ペインの「スタートに表示するフォルダーを選ぶ」をクリックする。
[個人用設定]画面で設定する(4) [個人用設定]画面で設定する(4)
[スタートに表示するフォルダーを選ぶ]画面が開くので、[スタート]メニューに表示したいフォルダ名下のスイッチを「オン」にする。

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