アプリによっては、Windows 10の起動時に自動的に実行され、システムに常駐するものがある。中には常駐する必要のないアプリもある。こうした不要なアプリが起動時に自動実行されないようにする方法を紹介する。
対象:Windows 10
Windows OSでは、起動時に自動実行されるアプリ(スタートアップアプリ)が登録されることがある。場合によっては、不要なアプリであっても自動実行が登録されてしまい、常駐した状態になってしまうこともある。こうしたアプリが多くあると、起動に時間がかかるばかりか、メモリも消費してしまい、Windowsシステム全体の性能にも影響してしまうことになる。
そこで、こうしたアプリの中で、不要なものを自動実行しないように設定するとよい。
Windows 7の頃は、スタートアップアプリを無効にするには、[システム構成]ダイアログ([Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開き、「msconfig」で起動)の[スタートアップ]タブで行っていたが、Windows 10では、設定場所が変更されているので注意したい。
[スタート]メニューで[歯車(設定)]アイコンをクリックして、[Windowsの設定]画面を開く。[Windowsの設定]画面で[アプリ]をクリックし、[アプリ]画面を開き、左ペインで[スタートアップ]を選択すると、[スタートアップ]画面が開く。
[スタートアップ]画面は、[Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開き、「ms-settings:startupapps」と入力して、[Enter]キーを押してもよい(設定画面を素早く開く方法は、Tech TIPS「Windows 10の設定画面をコマンドで素早く開く」参照のこと)。
[スタートアップ]画面には、ログイン時に開始されるアプリの一覧が表示されるので、不要なアプリのスイッチを「オフ」にすればよい。これで、次回起動時から自動実行されなくなる。
この一覧に目的にアプリが表示されない場合は、次のタスクマネージャーを利用する方法を使うとよい。
タスクバーの空いている部分を右クリックし、メニューから[タスクマネージャー]を選択するか、[Ctrl]+[Shift]+[Esc]キーでタスクマネージャーを起動する。[スタートアップ]タブをクリックすると(このタブが表示されていない場合は、タスクマネージャー左下にある[詳細]のリンクをクリックすること)、ログイン時に開始されるアプリの一覧が表示されるので、不要なアプリを選択し、右下にある[無効にする]ボタンをクリックすればよい。次回起動時から、そのアプリは自動実行されなくなる。
逆に無効になっているアプリを有効にするには、「状態」が「無効」のアプリを選択し、右下にある[有効にする]ボタンをクリックする。
Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.