ヘイズ・ジャパンの業界動向レポート「インサイドストーリー」によると、日本企業はIT分野の非正規社員採用について意欲的だ。正社員の採用では必要なスキルを持つ人材を確保できないことに気付き始めているためだが、採用決定に長い期間を必要としており、効率が低い。
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ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは2019年5月9日、業界動向レポート「インサイドストーリー」のIT非正規市場編を公開した。同レポートでは、IT分野の非正規社員採用について日本企業の意欲は高まっているものの、採用決定に長い期間を必要とする傾向が強く、効率が低いとしている。
同レポートは、IT分野の非正規社員の採用動向について、次の6つの特徴があるとしている。
1つ目は、IT分野に限らず日本国内で非正規社員として働くことについて、ネガティブなイメージがあること。派遣契約による低賃金の事務職や、接客業、コールセンターのスタッフでは享受できる権利が限られ、立場を軽んじられることがあるとしている。
2つ目は、トップクラスの高い技術を備えた人材がキャリアパスとして非正規での就業を選択し、正社員では充足できないスキル不足に対応する傾向が強くなっていること。これはIT分野の非正規就業で特に鮮明だという。
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