レバテックの2020年入社予定の新卒エンジニアを対象にした調査によると、大学生以降にプログラミングを始めたという学生の割合が92.2%。在学中に習得したプログラミング言語のトップ3は、Java、C/C++、Pythonだった。
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レバテックは2019年8月29日、2020年入社予定の新卒エンジニア100人を対象に実施したプログラミング言語のトレンド調査の結果を発表した。それによると、在学中に習得したプログラミング言語のトップ3は、Java、C/C++、Pythonだった。複数の言語を習得した学生は61.0%に上った。
今回の調査では、大学生以降にプログラミングを始めたという学生の割合が92.2%であることが分かった。レバテックによると、日本のIT人材不足が話題になり、エンジニアという職業が注目される中、学生の間ではエンジニアという職業がポジティブに捉えられ、将来の職業の選択肢として浮上しているという。そのため受験が終わり、実際に職業を選択する大学在学時にプログラミング学習に取り組む学生が増加していると同社は分析する。
習得したプログラミング言語については、多い順にJava(46.1%:複数回答、以下同)、C/C++(45.1%)、Python(39.6%)、PHP(30.8%)、JavaScript(29.7%)、Ruby(26.4%)だった。複数の言語を習得したと答えた学生の割合は61.0%で、その半数がPythonを習得していた。レバテックによると、最近はプログラミングの基礎として1〜2言語を学習し、機械学習や統計解析に用いるためにさらに1〜2言語を追加で習得する傾向にあるという。
これに対して就職先で携わる言語は、多い順にJava(50.6%:複数回答、以下同)、C/C++(19.8%)、PHP(19.8%)、Python(18.7%)、JavaScript(15.4%)、Ruby(14.3%)で、習得した言語の順とほぼ同じだった。また、2019年6月に発表した「正社員エンジニア プログラミング言語別求人ランキング」の分布ともほぼ同じだった。
プログラミング言語の習得方法については、学校での講義と、書籍での自己学習が最も多く、どちらも50.0%の学生が回答した(複数回答)。プログラミング学校のオンライン教材を利用している割合も36.7%あった。年々参加者が増加しているインターンは、実践的なプログラミングスキルが積める場になっているようで、インターン先の実務で習得したと回答した学生は18.9%あった。
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