侍が発表したプログラミング学習の挫折に関するアンケート調査の結果によると、約9割が挫折を経験していた。その理由として「不明点を聞ける環境になかった」が最も多かった。
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オンラインプログラミング塾「侍エンジニア塾」を運営する侍は2019年9月2日、プログラミング学習の挫折に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、約9割が挫折を経験していることが分かった。
今回のアンケート調査では、298人から回答が得られ、そのうちプログラミング学習の経験者は240人。学習方法は、多い順に「独学」(58.3%)、「学校」(19.2%)、「企業研修」(11.7%)、「プログラミングスクール」(7.1%)だった。
プログラミング学習の経験者に、プログラミングを学習しているときに挫折や行き詰まりを感じたことがあるかどうかを聞いたところ、「ある」と回答した割合は87.5%だった。
挫折や行き詰まりを感じた理由では、「不明点を聞ける環境になかった」と回答した割合が最も多く40.8%(複数回答、以下同)。次いで、「エラーが解決できなかった」が36.3%、「モチベーションが続かなかった」が33.3%、「学習のゴールが分からなかった」が31.7%、「環境構築でつまずいてしまった」が28.7%だった。特に、市販の書籍やWebサイトを利用して独学で学習した人は、「不明点を聞ける環境になかった」と回答した割合は49%で、平均値よりも高かった。
次に、挫折したときにあったら良かったと思うことを聞いたところ、62.5%の人が「不明点を聞ける環境」を挙げた。第2位の「自分に合ったカリキュラムの提示」(35.4%)や第3位の「モチベーションを継続させてくれる仲間」(33.3%)を抑えて、圧倒的な1位だった。
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