Web/IT系企業への転職にはどの求人媒体が有効か groovesが調査結果発表9割の企業が利用する媒体は?

groovesは、ITエンジニアの採用活動をした企業に対して、採用決定経路や採用率を調査した。その結果から推定すると、求人サイトを通じて転職したITエンジニアは4割以上。社員や人材紹介会社など人づても4割を超えた。

» 2019年12月10日 08時00分 公開
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 groovesは2019年12月9日、ITエンジニアの中途採用に関する採用決定経路や採用率の調査結果を発表した。調査対象は、2019年4月〜2019年10月にITエンジニアの中途採用を実施していた、自社プロダクト開発を行うWeb/IT系企業45社。

 中途採用に利用した求人媒体を調べると、エージェント(人材紹介会社)が最も多く、90%の企業が利用していた(複数選択)。次いで、スカウトが83%、求人サイトへの自己応募が81%、リファラル(社員による推薦)が79%、自社サイトが74%。全体の7割以上の企業が、エージェントやスカウト、リファラル、求人サイト、自社サイトを満遍なく利用していると回答した。

画像 企業が採用に利用した媒体と採用できた割合(出典:grooves

「採用率が高いのはスカウト」

 それに対して、各媒体を利用して中途採用できたと回答した割合は、スカウトが最も多く、69%(複数選択)。次いで、エージェントが61%、リファラルが55%、求人サイトへの自己応募が47%、自社サイトが29%だった。

画像 各媒体を利用して中途採用できた割合(出典:grooves

 一方、採用される側、つまりITエンジニアは何を利用して転職活動を行っているのだろうか。groovesは、これら45社の採用経路と採用人数に関する回答結果から、ITエンジニアが転職に利用した求人媒体を推定した。それによると、スカウトが最も多く、26%。エージェントが25%、リファラルが21%、求人サイトへの自己応募が18%だった。同社では、求人サイトの多くがスカウト機能と求人掲載機能を備えているとしており、それによると求人サイトを通じて転職したITエンジニアが4割を超えることになる。

 一方、エージェントやリファラルのように、社員や人材紹介会社のコンサルタントなど、人づてで転職するITエンジニアも4割を超えていた。

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