IDC Japanは、国内パブリッククラウドサービス市場の予測を発表した。2019年の同市場規模は、対前年比22.9%増の8778億円。2024年の市場規模は、2019年の2.4倍に当たる2兆644億円になると予測する。
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IDC Japanは2020年3月18日、国内パブリッククラウドサービス市場の予測を発表した。
2019年の同市場規模は、対前年比22.9%増の8778億円。IaaS(Infrastructure as a Service)やPaaS(Platform as a Service)の成長が目立った。IDC Japanは「モバイルやWebアプリケーションといったデジタルサービスのインフラとして導入が進んだ」としている。
SaaS(Software as a Service)の成長も進んでおり、情報系SaaSは既に安定成長期に入っているものの、産業特化型SaaSがけん引している。IDC Japanでは、「2020年の市場規模が1兆円を超える」とみている。
国内パブリッククラウドサービス市場は、市場規模が拡大したことで、今後の対前年比成長率が低下する。2019〜2024年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は18.7%の見込み。2024年の市場規模は、2019年の2.4倍に当たる2兆644億円になると予測する。なお、今回の予測では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を考慮していない。
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