SB C&Sが発表した「ビデオ会議に関する意識調査」の結果によると、ビデオ会議は時間短縮や手間の削減につながっていると感じている人が多かった。だが、営業活動など社外会議の場合は対面会議の方が効率的だと思っている人が71.6%に上った。
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SB C&Sは2020年8月20日、仕事でビデオ会議を利用する機会がある人を対象に実施した「ビデオ会議に関する意識調査」の結果を発表した。それによると、ビデオ会議は時間短縮や手間削減につながっていると感じている人が多く、ビデオ会議の利点は「移動時間や交通費が減ること」だと考えている人が約8割に上ることが分かった。
テレワークの導入によって影響を受けていると思う業務を聞いたところ、最も回答が多かったのは「社内会議」で、回答率は69.5%(複数回答、以下同)だった。次いで、「社外会議」が49.8%、「報告・相談」が37.8%だった。営業機会もテレワークに影響を受け、減少していた。営業する機会や営業を受ける機会について、どちらも7割以上の人が減ったと回答した。
次に、ビデオ会議の利点を尋ねた。最も回答率が高かったのは「移動時間や交通費が減る」で、80.0%(複数回答)。次いで、「ムダな会話が減る」(42.8%)、「会議室の確保が不要」(40.3%)で、どれも時間短縮や手間削減につながることだった。対面会議よりもビデオ会議の方が、時間が短縮されると感じる人は約4割。その短縮時間の平均は23.2分だった。
ビデオ会議が普及したことで、対面での会議にも時間短縮や手間の削減といった影響が及んでいるようだ。対面での会議の変化を聞いたところ、「無駄な会議が減った」(45.0%、複数回答)、「時間をより意識するようになった」(28.0%)、「事前の準備をしっかりするようになった」(19.5%)といった回答が得られた。
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