NTTデータは、Microsoftと連携し、インドの医療診断機会が乏しい地域で結核診断を受診できるようにする。AI画像診断技術を適用した検診車と「Microsoft Azure」を活用して、インドのチェンナイの住民に対して結核診断を提供する。
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NTTデータは2021年1月29日、Microsoftと連携して、インドの医療診断機会が乏しい地域で結核診断を受診できるようにする取り組みを始めると発表した。結核流行の終息に向けて、NTTデータのAI(人工知能)を活用した画像診断技術と「Microsoft Azure」の無償提供によって、インドでの結核患者の早期発見と治療を支援する。
世界保健機関(WHO)の調査によると「結核は世界の死亡原因トップ10に入っており、2019年の結核による死亡者数は世界で140万人になる(Global tuberculosis report 2020)。死亡者数の高さの要因として、診断機会が乏しい地域で結核の発見が遅れていることがある」という。
今回の取り組みは、NTTデータのAI画像診断技術を活用し、Microsoftが推進するAIの社会貢献プロジェクトの一つ「AI for Health」と連携して、世界的にみても結核患者が多いインドで検診車を使って結核診断へのアクセスを向上させることが目的。
インドで病院などにAI画像診断技術を提供しているDeepTekとNTTデータが連携し、インドのチェンナイの住民に対してAI画像診断技術を載せた検診車を使って結核診断を実施する。
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