Microsoftは「Windows Terminal Preview 1.6」を公開した。設定UIや起動時のアクション、進行インディケータなど、さまざまな機能を強化した。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
Microsoftは2021年1月28日(米国時間)、オープンソースのターミナルアプリケーションの最新プレビュー版「Windows Terminal Preview 1.6」を公開した。
Windows Terminalは同日にバージョン1.5が正式版となっており、これに伴ってWindows Terminal Previewはバージョン1.6となった。Windows Terminal Preview 1.6は、Microsoft StoreかGitHubのリリースページからダウンロードできる。
Windows Terminal Preview 1.6の主な新機能や機能強化の概要は次の通り。
プレビュー版には新しい設定UIのα版が搭載された。ただし、設定UIはデフォルトではまだバインドされておらず、ドロップダウンメニューから[設定]を選んでも、表示されない(設定ファイル「settings.json」が開く)。
キーボード操作([Ctrl]+[Shift]+[,]キー)やコマンドパレットで設定UIを開くには、設定ファイルの「actions」配列(設定ファイルの古いバージョンでは、keybindings)に次の設定を追加する。
{ "command": { "action": "openSettings", "target": "settingsUI" }, "keys": "ctrl+shift+," },
設定UIはプレビュー段階であり、設定の編集で問題が生じて元に戻す必要がある場合を想定し、従来の設定ファイルのバックアップを生成するようになった。
バックアップファイルは、settings.jsonファイルと同じ場所にある。ファイルの位置を探す一番簡単な方法は、「Visual Studio Code」でsettings.jsonファイルのタブを右クリックし、[エクスプローラーで表示する]を選ぶことだ。
設定UIは積極的に開発が進められており、アップデートが続くという。現在の取り組みは次の通りだ。
プレビュー版では、スタートアップアクションを指定し、ターミナルの起動時の動作を構成できるようになった。
グローバル設定で「startupActions」を編集すると、startupActions設定が「wt」コマンドラインの引数を受け入れるようになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.