NICTは、インターネットを介した日本標準時の配信をNTPに一元化する。HTTPとHTTPSによる時刻配信は「2022年3月31日」で終了する。HTTP/HTTPSを利用して自ら時刻を配信したいというユーザーに向けて、時刻配信用プログラムのソースコードを開示する。
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情報通信研究機構(NICT)は2021年4月1日、インターネットを介した日本標準時の配信をNTP(Network Time Protocol)に一元化すると発表した。現在はHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)とHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)でも時刻を配信しているが、これらのプロトコルによる時刻配信は「2022年3月31日」で終了する。
NICTは「HTTP/HTTPSによる時刻配信は、NTPが普及していない状況でファイアウォールによる影響を受けずに時刻情報を取得できるように開発した試験的なツールだ」と説明する。試験的なツールとの位置付けにもかかわらず、2016年ごろからアクセス数が急増し、2018年後半からはサーバの負荷増大による一時的な停止が生じているという。
「このまま不十分な状態で運用を継続しても、万が一サーバが停止した際に影響が大きくなる懸念がある。だが、限られた予算や人員で、サーバ能力や回線容量を増強して、NTPとともにサービスを維持することは困難だ」(NICT)
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