「いつでも」「どこからでも」受講が可能 NICTがオンライン版サイバー防御演習の受講者の募集を開始2021年秋以降の正式提供に向けた最終調整が目的

NICTのナショナルサイバートレーニングセンターは、実践的サイバー防御演習「CYDERオンライン」オープンβ版の受講者の募集を開始した。2021年秋以降の正式提供に向けた最終調整が目的で、受講費用は無料だが、演習後アンケートに回答する必要がある。

» 2021年04月26日 08時00分 公開
[@IT]

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 情報通信研究機構(NICT)のナショナルサイバートレーニングセンターは2021年4月22日、実践的サイバー防御演習「CYDER(CYber Defense Exercise with Recurrence:サイバー防御反復演習)オンライン」オープンβ版の受講者の募集を開始した。

画像 CYDERオンラインオープンβ版受講イメージ(出典:NICT

 CYDER演習は、国内の政府機関や地方公共団体、重要インフラ事業者、その他の企業などITシステムの運用管理者を対象とした、サイバー攻撃への実践的な対策手法を習得するための講座。

 従来は集合演習として実施していたが、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策でサイバー演習への参加が難しくなっていることに加え、従来の演習には時間的地理的要因で参加できなかった人が多かったことから、安全で利便性の高いオンラインで提供できる環境を整えた」という。

Webブラウザさえあれば演習を体験できる

 CYDERオンライン演習は受講者の都合に合わせていつでも受講でき、Webブラウザさえあれば演習を体験できる。演習は、組織のネットワークを模擬した仮想環境にリモート接続し、原因調査やログ解析を実施する。講義資料や、講師による動画解説も用意した。章ごとに課題が課され、解答することで「短時間でも理解を深められる」としている。

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