売上額トップは富士通、成長率が高いのはアクセンチュア IDCが国内ITサービス市場の売り上げランキングを発表マイナス成長する市場が目立つ

IDC Japanは、国内ITサービス市場について、2020年のベンダー売り上げランキングを発表した。トップは富士通。2位はNTTデータで、前年の3位から順位を上げた。対前年比売り上げ成長率が最も高かったのは、アクセンチュアだった。

» 2021年07月14日 08時00分 公開
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 IDC Japanは2021年7月12日、国内ITサービス市場について、2020年のベンダー売り上げランキングを発表した。トップは富士通。2位は、中央省庁向けのマネージドサービスが拡大したNTTデータで、前年の3位から順位を上げた。

画像 2020年の国内ITサービス市場におけるサービスセグメント別売上額、上位7社(出典:IDC Japan

 国内ITサービス市場の2020年の市場規模は、対前年比2.8%減の5兆6834億円。ベンダー別売り上げの上位7社は、富士通、NTTデータ、日立製作所、NEC、IBM、TIS、野村総合研究所。対前年比売り上げ成長率が最も高かったのはアクセンチュアだった。

プロジェクト、サポートサービスの市場はマイナス成長が目立つ

 サービスセグメント別に見ると、プロジェクトベース市場は上位10社のうち7社がマイナス成長だった。2019年の特需の反動減と、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が響いた。サポートサービス市場も同様にマイナス成長が目立つ。ハードウェアサポート市場の縮小や2019年の特需の反動、COVID-19などの影響が大きく、上位10社のうち9社がマイナス成長だった。一方、マネージドサービス市場はCOVID-19の影響は軽微で、上位10社のうち6社がプラス成長だった。

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