データベース管理システム(DBMS)市場の成長が加速している。その主要動向について説明しよう。
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ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」と、ガートナー アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」から、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。
Gartnerの発表によると、2021年もデータベース管理システム(DBMS)市場は近年の成長を継続しただけでなく、成長がさらに加速した。2021年のDBMSの世界売上高は800億ドルに迫り、前年比22.3%増(145億ドル増)という前例のない伸びを記録した(2020年の世界売上高も前年比19%増の大幅な伸びだった)。
DBMS市場は2015年の減速を経て、6年連続で成長した。ここ5年は2桁成長を維持している。2017年には386億ドルだったDBMS市場規模は4年間で約400億ドル拡大し、2倍に達している。
2021年もDBMS市場動向の最大の特徴は、クラウドへの売り上げのシフトによる大きなインパクトだった。2021年のマネージドクラウドサービス(dbPaaS)の売上高は392億ドルに増加し、DBMSの売上高全体の49%を超えた。マネージドクラウドサービスのこれまでの成長には目を見張るものがある。
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