先日、とあるWindows 10のPCの1台(実際にはテスト用仮想マシン)でMicrosoft Edgeを最新バージョンに更新しようとしたところ、それまでそのPCでは起きなかった謎の挙動と、更新エラーを目にしました。同様の更新エラーにお悩みの方のために、筆者はこうして解消できましたということを参考として紹介します(同様の問題が同じように解消できるとはお約束できません)。
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ある日のこと、「Microsoft Edge」の最新バージョンが出ていたので、「設定(…)」メニューの「ヘルプとフィードバック」から「Microsoft Edgeについて」(edge://settings/help)を開き、手動での更新を開始しました。
しかし、「更新プログラムをチェックしています」の状態がいつまでも続き、一向に更新バージョンの確認と更新が実行される気配がありません。ふと気が付くと、タスクバーに表示された「盾」アイコンがアクティブになろうとしているのが見えました。それをクリックすると、「Microsoft Edgeの更新」の実行を許可するかどうかの「ユーザーアカウント制御(User Account Control:UAC)」のダイアログボックスが表示されました(画面1)。
UACダイアログボックスで「はい」をクリックしてしばらくすると、次のようなエラーが報告され、Microsoft Edgeの更新は失敗しました(画面2)。
更新プログラムの確認中にエラーが発生しました:コンポーネントを作成できませんでした(エラーコード3:0x80004002 -- system level)。
以前はこのPCで、Microsoft Edgeの更新時にUACダイアログボックスが出現するようなことはありませんでした。原因は不明ですが、Microsoft Edgeの更新エラーの問題に気が付いた前後に、別のアプリケーションの更新作業でリソースが極端に不足していた状況があったかもしれません。同様の現象は別のPCでも目にしたことはありましたが、時間をおいての更新を再試行したり、Windowsを再起動したりすることで自然に解消していました。
UACダイアログボックスが出現するようになってしまったことと、更新エラーの両方を解消するために、筆者が試したのは、以下のことです。結論から言うと、これらの方法で両方の問題を解消することはできませんでした。最後の2つの方法では、Microsoft Edgeの最新バージョンに更新することはできますが、更新時のUACダイアログボックスの出現と、その後の更新エラーの状況は改善しませんでした(画面3)。
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