「難しいロジックが、ふと解ける」感じをイノベーションに生かそうよ仕事が「つまんない」ままでいいの?(91)(1/3 ページ)

クリエイティブ、イノベーション、トランスフォーメーション――最近よく耳にするこれらの言葉。でも、どうすれば創造性が生まれ、変革できるのでしょうか?

» 2022年07月13日 05時00分 公開

 クリエイティブ、イノベーション、トランスフォーメーション――最近、これらの言葉をよく見聞きしますよね。

 クリエイティブは「創造性」、イノベーションは「革新」、トランスフォーメーションは「変革」。まとめると「世の中がガラッと変わるような、新たなものを生み出そう!」という感じでしょうか。

 エンジニアの仕事は、世の中に新しいものを生み出したり、変革を起こしたりするものです。最近はやりのDX(デジタルトランスフォーメーション)なんて、まさにそういう位置付けですよね。

 でも、これらの言葉を言われれば言われるほど、何となく、うわっ面というか空虚な感じがしませんか。「だったら、お前が示してみろよ。そのクリエイティブってやつを」「トランスフォーメーションしてみろよ」なんて、つい言いたくなってしまう……(笑)。

 また、自分が「創造的か」「革新的か」「変革者か」と問われると、「どうかな?」って思うこともあります。

 そもそも、どうすれば創造的で革新的なアイデアを思い付くのかとか、変革できるのか、なんてよく分かりませんものね。

「創造」が生まれるプロセス

 とはいえ、少しでも創造的、革新的で、変革できる力があれば、長く活躍できるし、信頼されるエンジニアになれることは間違いなさそうです。

 ここで、「創造」が生まれるプロセスを整理してみます。

 私は、創造は「思考」とは少し違うものだと思っています。ここでいう思考とは、「AはBである。故にCである」といった、論理的なプロセスによって導かれる考えのことです。

 創造は、ふと「ひらめく」とか「降りてくる」感じで、論理性はあまりありません。降りてくるなんていうと、才能のある芸術家のような感じもしますが、創造というのは「何で、そのアイデアを思い付いたの?」と聞かれてもよく分からない。そういうものだと思っています。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。