グローバルに活躍するエンジニアを紹介する本連載。今回はUnwired LogicのAaron Farney(アーロン・ファーニー)さんにお話を伺う。農家に生まれ、忙しくも楽しい10代を過ごしたアーロンさんが日本に憧れたきっかけは「ナショナル ジオグラフィック」だった?
国境を越えて活躍するエンジニアにお話を伺う「Go Global!」シリーズ。今回はUnwired LogicのAaron Farney(アーロン・ファーニー)さんにお話を伺った。米国とは違う文化を持つ外国に幼いころから強い興味を持っていたアーロン氏は、「軍隊ならいろいろな国に行ける」と海軍に入隊する。聞き手は、アップルやディズニーなどの外資系企業でマーケティングを担当し、グローバルでのビジネス展開に深い知見を持つ阿部川“Go”久広。
阿部川 “Go”久広(以降、阿部川) お生まれは米国のセントチャールズですね。
Aaron Farney(アーロン・ファーニー、以降アーロンさん) はい。といっても5歳のときにイリノイ州に引っ越しましたので子どものころはそこで過ごしました。農業が盛んな州なのでコーンや豆の生産で有名なんですよ。
阿部川 小さいころはどんなお子さんだったでしょう。内向的、外向的、あるいは農場主?
アーロンさん ハッハッハッ、最終的には結構いろいろな農作業の手伝いなんかもやりましたが、どちらかというと内向的でした。もちろん友達がいなかったわけではないですが、本をよく読んでいましたね。スポーツも好きでしたがうまくできたことはなかったですね(笑)。成長するにつれて農作業も手伝いましたし、豚の世話もしました。楽しい10代でした。
阿部川 自然の真っただ中の10代といった感じですね。勉強は好きでしたか。
アーロンさん 勉強に苦手意識はなかったですね。テストと聞くとパニックになったりプレッシャーを感じたりする人も多いようですが、私にとっては簡単でした。特に幾何学が得意でした。問題を解くことそのものが、とても理にかなった、論理的なことに思えました。代数学とは違って、例えば三角形や四角形の面積や体積や角度を求めることは有用に思えましたし、それと木工細工もよくやりました。この2つは同じようなスキルが必要だったと思います。
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