レバレジーズは、副業をしているエンジニアの実態調査結果「地方での副業編」を発表した。現在は地方案件に参画していないエンジニアも約6割が関心を持っていることが分かった。
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レバレジーズは2022年9月27日、副業をしているエンジニア(300人)を対象に実施した実態調査の結果「地方での副業編」を発表した。それによると35%の人が副業として地方案件に携わっている(以下、地方副業)ことが分かった。なお、ここでいう「地方」とは「東京都以外の道府県」を指す。
地方副業をしている理由としては「副収入を得たいから」が最も多く、42.9%。次いで「スキルアップしたいから」(29.5%)、「地方貢献・創生したいから」(18.1%)などが続いた。地方副業の案件数は「1件」との回答が最も多く、55.2%を占めた。次いで、「2件」が30.5%、「3件」が13.3%だった。
案件の発注元(クライアント)については86.7%が「(地方の)企業」、残りの13.3%が「自治体など公的なもの」だった。参画者の65.7%が、自身の地元や出身地の案件だと回答した。
地方副業の職務内容を見ると「ITコンサルティング」が最も多く、20.0%だった(複数回答、以下同)。次いで「HP(Webサイト)制作(クリエイティブデザイン)」(15.2%)、「Webサイト制作(企画ディレクション)」(14.3%)、「ITアーキテクト」(12.4%)などが多かった。なお、首都圏での副業案件と比べると「Webサイト制作」に関する案件が多く、レバレジーズは「地方の企業はサイト制作を副業案件として依頼することが多い」と分析している。
「副業をしているが、地方ではしていない」というエンジニアに、地方副業への興味についてを聞くと、「とても興味がある」と回答した割合は28.7%、「やや興味がある」は32.3%で、6割超が関心を示した。参画したい地方副業については、約2割が「地方創生に貢献できること」と回答した。
これに対して、地方副業に「興味がない」と回答した理由を聞くと「単価が安いイメージ」(32.3%)、「地方案件に出会うことがない」(27.2%)、「地方案件にどんなものがあるのかを知らない」(19.0%)などが挙がった。
レバレジーズは「都市圏の媒体に地方案件の露出を強化することが、マッチングが成立するカギになる」としている。
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