パーソルキャリアは、副業年収300万円以上のビジネスパーソンを対象に実施した実態調査の結果を発表した。副業年収が300万円以上の人の割合は副業を手掛けている人の1割程度。副業で任されている業務内容は「専門性の高い業務」が8割を超えていた。
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パーソルキャリアは2022年9月29日、副業年収300万円以上のビジネスパーソンを対象に実施した実態調査の結果を発表した。それによると、副業による年収が300万円を超えている人の割合は13.2%となっており、その半数が300万〜400万円の範囲にいることが分かった。
年間300万円以上を副業で稼いでいる人の業務内容を見ると、「専門性の高い業務」が53.0%、「どちらかというと専門性の高い業務」が30.5%だった。専門性の高い業務の内訳を聞くと「経営企画」と「商品/サービス企画」がどちらも21.0%(複数回答、以下同)、「新規事業開発/事業企画」が13.2%、「マーケティング/PR」と「研究開発」がどちらも11.4%だった。
1カ月当たりの副業の労働時間について聞くと、5時間未満が14.0%、5〜10時間未満が9.5%、10〜20時間未満が22.0%、20〜30時間未満が18.5%、30〜40時間未満が11.5%、40〜50時間未満が11.0%、50〜60時間未満が5.0%、60〜70時間未満が0.5%、70〜80時間未満が1.5%、80時間以上が6.5%となっていた。パーソルキャリアは「年収300万円を超える副業者の過半数は、20時間以上を副業に充てている」と分析している。
副業を始めたきっかけでは「収入を上げるため」と回答した人の割合が最も高く66.0%(複数回答、以下同)。次いで、「自身のスキル向上のため」が40.5%、「時間を有効活用するため」が33.0%だった。副業して良かったことでは、「収入が上がった」と「自身のスキルが上がった」がどちらも66.7%(複数回答)でトップだった。
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