Microsoftは「Windows Admin Center(WAC)」の最新バージョン「WAC 2306」をリリースしました。最新バージョンでは、多くの新機能追加や改善が行われている他、既存のインストールの更新方法にも変更が加えられています。前バージョンのWAC 2211のサポートはWAC 2306リリースの30日後に終了するため、利用中の場合は早めに更新してください。
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Microsoftは2023年6月20日(米国時間)、「Windows Admin Center(WAC)」の最新のGA(Generally Available、一般提供)バージョン「WAC 2306」をリリースしました。
WACは、Windows Server、Windowsクライアント、Windows ServerとMicrosoft Azureとのハイブリッド環境、そして2021年2月に正式リリースとなったハイパーコンバージドインフラストラクチャ「Azure Stack HCI」のセットアップと構成、管理に対応したWebベースの管理ツールです。今回リリースされたのは、その最新バージョンであるWAC 2306(バージョン2306、ビルド1.5.2306.14001)です。
「Windows 10」「Windows 11」、またはWindows ServerにWACを新規インストールする場合は、以下のダウンロードリンクからインストーラーをダウンロードしてインストールします(画面1)。
既にWAC 2211を利用中の場合は、WACのサイトに接続すると「新しい更新プログラムが利用可能です。[設定]に移動してください」と表示されるので、「設定(歯車のアイコン)」の「更新」を開き、「今すぐダウンロード」をクリックしてインストーラー(WindowsAdminCenter2306.msi)をダウンロードしてインストールします(画面2)。
これまでのバージョンでは、WACに組み込みの自動更新機能によって、自動的にダウンロードされ、インストールがスケジューリングされ、オプションで「今すぐインストール」を選択することができましたが、この方式の更新機能は今回のバージョンから廃止されました。Windows Update(Microsoft Update)による自動更新については、引き続き提供されており、バージョン2206についてはリリースから2〜3週間後に利用可能になる予定です。
WAC 2306では、これまでのバージョンでプレビュー機能として提供されていた「Windows Defenderアプリケーション制御(WDAC)で強化されたインフラストラクチャの管理」機能が正式にサポートされました。
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