Windows Server Update Services(WSUS)では、毎月のセキュリティ更新プログラム(Bリリース)など、重要な更新プログラムが同期対象になりますが、オプションの更新プログラム(Cリリース)は対象外です。対象外であっても、Microsoft Updateカタログから更新プログラムを手動でインポートすることで、WSUSによる配布が可能になります。そのインポート方法が2023年7月末に変更されました。
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これまでの「Windows Server Update Services(WSUS)」への更新プログラムのインポート機能は、「Internet Explorer(IE)」に依存していました。それは、インポート機能が「ActiveXコントロール」というレガシーな技術で実装されていたからです。
「Windows 10」「Windows 11」におけるIEのサポートは「2022年6月15日」に終了し、既に利用できなくなっています。Windows Serverでは現在も利用可能ですが、「Windows Server 2022」からはモダンブラウザである「Microsoft Edge」が既定のブラウザに変更されています。
そのため、WSUSのインポート機能を利用するには、以下の連載記事で説明したように、Windows ServerでIEを「既定のブラウザ」として設定するか、Microsoft Edgeを既定のブラウザに設定して「Microsoft Updateカタログ」サイトをMicrosoft Edgeの「IEモード」で開くようにする必要がありました。
現在、この従来方法は使用されなくなりました。Microsoftは2023年7月25日(米国時間)から、WSUSのインポート機能を従来のIE(ActiveXコントロール)依存のものから、PowerShellベースに切り替えたのです。
WSUSの「Update Services」スナップインで「操作」ペインの「更新のインポート」をクリックすると、従来は既定のブラウザでMicrosoft Updateカタログサイトが開きましたが、2023年7月25日以降は「WSUSとカタログサイト」にあるPowerShellスクリプトのページにリダイレクトされるようになりました。
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