TechTargetは、スクリプト言語とプログラミング言語の違いに関する記事を公開した。プログラマーがプログラミング言語を選ぶ場合、解決すべき問題とその言語の設計が目指すコンピューティングの目標に応じて選択するのが一般的だという。
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スクリプト言語とプログラミング言語には、想像以上にわずかな違いしかないかもしれない。例えばスクリプト言語は、インタープリタを使って、ソースコードをWebブラウザ、サーバ、アプリケーションにおけるソフトウェア動作につなげる。一方で、スクリプト言語は、インタープリタを必要としないC++やC#、Rustのように強力な言語に進化している。
スクリプト言語は、ランタイム環境内で簡単なタスクを実行するために使用されるのが一般的だが、プログラム同士を結び付けるために使われることもある。スクリプト言語は、タスクの実行を自動化するのに使われる一方、ソフトウェア機能を強化し、構成を行い、データセットからデータを抽出することに使われることもある。
JavaScriptやPHPは、コンパイルプロセスを必要とせず、インタープリタを使用するスクリプト言語だ。一方、C、C++、Goなどのプログラミング言語の一部は、コンパイラを使ってその言語をマシンコードに変換し、ハードウェア上で基盤となるOSの命令を実行する。つまり、コンパイル後のコードは、可能な限りハードウェアに近いレベルで実行されるため、迅速に機能する。変換後のバイナリは、実行しているOSとCPUアーキテクチャが同じなら別のコンピュータでも実行できる。
本稿では、プログラミング言語とスクリプト言語の定義と、相互の相違点を説明する。また、インタープリタとコンパイラ、高レベルと低レベル、アセンブリの観点から主な特性についても取り上げる。
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