Microsoft、ベクトルデータベース「Pinecone」の活用を支援する「Pinecone .NET SDK」を発表AIアプリケーション構築を支援

Microsoftは、ベクトルデータベース「Pinecone」を使ったAIアプリケーションを構築するためのSDKである「Pinecone .NET SDK」を発表した。

» 2024年08月30日 08時00分 公開
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 Microsoftは2024年8月27日(米国時間)、ベクトルデータベース「Pinecone」を使ったAI(人工知能)アプリケーションを構築するためのSDK(ソフトウェア開発キット)である「Pinecone .NET SDK」を発表した。

 Pineconeは、大規模なベクトルデータを効率的に処理し、クエリできるように設計されたベクトルデータベースだ。エンジニアやデータサイエンティストはPineconeを使うことで、効率的な類似検索やランキングを必要とするベクトルベースのAIアプリケーションを構築できる。

ベクトルデータベースとは

 ベクトルデータベースは、テキスト、画像、音声などのデータを、AIモデルや機械学習モデル、言語モデルが処理しやすい数値ベクトル表現として保存するデータベースを指す。

 この数値ベクトル表現(埋め込み表現〈Embeddings〉とも呼ばれる)は、意味や関係性を捉えることができるため、AIアプリケーションに不可欠だ。だが、複雑であるため、このデータ型を効率的に扱えるように設計されたデータベースが必要になる。

 ベクトルデータベースは、ベクトルデータのインデックスを作成、保存し、AIアプリケーションに必要な高速な検索と類似検索を可能にする。

Pinecone .NET SDKの使用方法

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