キャプテラは、企業のソフトウェア製品導入に関する調査結果を発表した。導入したソフトウェア製品に対しておおむね高く評価しているものの、約6割のソフトウェア購入担当者が「過去1年半の間に購入したソフトウェア製品で後悔しているものがある」と回答した。
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キャプテラは2023年12月5日、企業のソフトウェア製品導入に関する調査結果を発表した。それによると、過去1年間に企業が導入したソフトウェアのトップ3は「顧客関係管理(CRM)」「人事管理」「学習管理システム(LMS)」だった。
購入したソフトウェアに対する満足度を見ると、「やや満足」との回答は61%、「非常に満足」は29%となっており、満足度は高い傾向にあった。高評価のポイントは「機能」が最も多く、71%。次いで「使いやすさ」(56%)、「価格に見合う価値」(54%)だった。また、ベンダーに対する高評価のポイントとしては「応答の速さ」(65%)、「カスタマーサポート/テクニカルサポート」(60%)、「オンボーディング/導入」(42%)などが挙がった。
企業は購入したソフトウェア製品に対しておおむね高く評価しているものの、過去1年半の間に導入した製品に対して「1件の購入に対して後悔している」と回答した企業の割合は26%、「複数の購入に対して後悔している」は33%だった。その理由としては「コスト総額が予想よりも高かった」(31%)、「既存のシステムとの互換性がない」(30%)、「必要な機能の不足や技術的な導入の難しさ」(28%)などが挙がった。
2024年のソフトウェア支出について聞いたところ、2023年よりも「10%以上増やす」と回答した企業は36%。2024年のソフトウェア投資を優先するものとしては「ITセキュリティ」(27%)、「販売管理」(21%)、「IT管理」(19%)、「経理・財務会計」(18%)などが挙がった。
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