人気過去連載を電子書籍化して無料ダウンロード提供する@IT eBookシリーズ。第116弾では、Microsoft Excelで表を作成する際に、データを自動処理したり、流用したりできるように、表を構造化する方法を取り上げる。既に作成済みの表を構造化するテクニックも解説する。
「Microsoft Excel(エクセル)」で表を作成する際、ついつい見栄えを優先して、セルを結合したり、セル内に単位などを直接入力したりしていないだろうか。単に閲覧するだけの「表」を作るなら、問題ないだろう。しかし、データとして活用する場合には、機械処理する際の障害となるなど不都合な点もある。
総務省統計局が公開した各府省が政府統計の総合窓口(e-Stat)に掲載する統計表の表記方法の統一ルール「統計表における機械判読可能なデータの表記方法の統一ルールの策定」では、こうした機械処理に向かないExcelの表を作成しないことを推奨しており、ガイドラインを示している。
この統一ルールは本来、e-Statで統計表を公開する各府省向けのものだ。しかし、一般企業などにおいても参考にすべき点が多い。そこで、Tech TIPSの中で「構造化Excelテク」として、この統一ルールの中から幾つかのルールを紹介し、どのように作表すべきなのか、また既に作られたものを機械処理に向いた表に変換する方法を紹介している。今回のeBook Vol.116では、それらのテクニックをまとめてeBookとした。ぜひ、Excelの作表テクニックとして参考にしてもらいたい。
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