CNCF傘下のサービスメッシュ「Linkerd」、安定版の有償化を発表「Buoyant Enterprise for Linkerd」を通じて公開へ

従業員50人以上の企業が本番環境で「Linkerd」の安定版を利用する場合、2024年5月から、Kuberetesクラスタ1つ当たり月額2000ドルを支払わなければならなくなる。この変更を巡り、オープンソースユーザーやアナリストでさまざまな意見が出ている。

» 2024年03月28日 08時00分 公開
[Beth PariseauTechTarget]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 CNCF(Cloud Native Computing Foundation)傘下で「卒業プロジェクト(Graduated Project)」の認定を受けているサービスメッシュ「Linkerd」は、将来の開発資金を得るために、オープンソースコードの配布アプローチを間もなく変更する予定だ。

 Linkerdを管理するBuoyantは、2024年5月21日から従業員50人以上の企業が本番環境でLinkerdの安定版を利用する場合、Kubernetesクラスタ1つ当たり月額2000ドルをBuoyantに支払う必要があると公式ブログで発表した。

 BuoyantのCEOであるウィリアム・モーガン氏は次のように述べている。

 「このプロジェクトを長期にわたって維持していくには、現状では不十分だ。Linkerdを土台に構築されているビジネスをプロジェクトの資金調達に結び付ける何らかの仕組みが必要だ。その仕組みがなければ、プロジェクトを進化させ、全員が望む方法でプロジェクトを成長させていくことはできない」(モーガン氏)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

AI for エンジニアリング
「サプライチェーン攻撃」対策
1P情シスのための脆弱性管理/対策の現実解
OSSのサプライチェーン管理、取るべきアクションとは
Microsoft & Windows最前線2024
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。