ガートナージャパンは、アプリケーション変革を進めるには、丸投げ体質からの脱却が必要だとの提言を発表した。丸投げ体質を転換し、自らのマインドセットを見直しつつ、ビジネス部門と価値を共創するための体制を構築する必要があるとしている。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
ガートナージャパンは2024年3月28日、アプリケーション変革に関する提言を発表した。ビジネスの急激な変化に追従するため、開発の内製化や顧客とのチャネル開拓などさまざまな取り組みを進める企業にとって、大きな障害になるのは「人(従業員)のマインドセット」だという。
同社の本好宏次氏(バイスプレジデント アナリスト)は「アプリケーション開発の内製化やCX(Customer Experience)の向上などの取り組みを進めようとしても、人(従業員)のマインドセットが変わらないと新しいテクノロジーは根付きにくい」と指摘している。中でも深刻なのは、いわゆる“丸投げ体質”のマインドセットだ。
ガートナージャパンは、アプリケーション分野での丸投げ体質は「やりたいことを伝えるだけ」という発注側の姿勢と、「依頼されたことをやるだけ」という受注側の姿勢が、ビジネス部門からIT部門、そしてIT部門から外部委託先へと連鎖する形で現れていると分析している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.