MicrosoftがMicrosoft 365 Copilot Wave 2で発表した「エージェント」とは?BizChatやSharePointで容易に構築

Microsoftは2024年9月16日(米国時間)、「Microsoft 365 Copilot」の「Wave 2」で、エージェント機能を発表した。これは具体的にはどういうものなのか。

» 2024年09月18日 08時47分 公開
[三木泉@IT]

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 Microsoftは2024年9月16日(米国時間)、Webキャストで「Microsoft 365 Copilot」の新機能群を「Wave 2(第2波)」として発表した。「Microsoft Excel」のPythonサポートなど、個々のツールのAI機能を追加した他、エージェントに関する機能を複数発表した。本記事では、エージェント関連の発表内容をまとめた。

 Microsoftはエージェントを重要なキーワードの一つとして掲げ、これに関連して「Microsoft Copilot Studio」「Microsoft SharePoint」などで新機能を発表している。

「Copilot agentsは一般提供を開始」

 「AIエージェント」は、より能動的・自動的な役割を果たす生成AIアシスタント機能を指す用語として、一般的に使われるようになってきた。

 Microsoftが使う「エージェント」という言葉には、まず「複数のシステムをカバー(して自動化を推進)する統合的なAIアシスタント」という意味が含まれている。

 「Copilotは企業における新たなオーケストレーションツールになろうとしている。昨日までの、サイロ化されたビジネスアプリケーションそれぞれとのばらばらなやり取りは、シンプルにCopilotエージェントに取って代わる」(Microsoft CEO<最高経営責任者>のサティア・ナデラ氏)

エージェントにはさまざまなレベルがある

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