日本でもようやくガートナーのハイプ・サイクルでクラウドコンピューティングやIaaSが生産の安定期に、幻滅期に入ったのは?インフラ自動化や可観測性は「過度な期待」のピーク期

ガートナージャパンは「日本におけるクラウドプラットフォームのハイプ・サイクル:2024年」を発表した。クラウドを前提としたプラットフォーム戦略に関わる37の技術やトレンドを取り上げている。

» 2024年09月25日 08時00分 公開
[@IT]

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 ガートナージャパンは2024年9月18日、「日本におけるクラウドプラットフォームのハイプ・サイクル:2024年」を発表した。これは、2023年まで「日本におけるクラウドとITインフラストラクチャ戦略のハイプ・サイクル」と呼ばれていたもので同社は「昨今のトレンドを踏まえて名称を変更した」としている。

画像 日本におけるクラウドプラットフォームのハイプ・サイクル:2024年

インフラ自動化などが「過度な期待」のピーク期に、幻滅期に入ったのは?

 “日本におけるクラウドプラットフォームのハイプ・サイクル:2024年”はクラウドを前提としたプラットフォーム戦略に関わる37の技術やトレンドを取り上げている。

 「CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)」「IaC(Infrastructure as Code)」「コンテナ管理/Kubernetes(K8s)」は幻滅期に入っており、「BMaaS(Bare Metal as a Service)」「インフラ自動化」などは「過度な期待のピーク期」を迎えつつある。一方、「クラウドコンピューティング」と「クラウドIaaS(Infrastructure as a Service)」は生産性の安定期に位置している。

 ガートナージャパンの亦賀忠明氏(ディスティングイッシュトバイスプレジデント アナリスト)は「メインフレームや従来型の仮想環境といったレガシーインフラの刷新に対する喫緊の課題意識が拡大していると同時に、生成AI(人工知能)やソフトウェア定義型自動車(SDV)など産業革命レベルのインパクトを持つイノベーションへの関心も高まっている。イノベーションをリードするインフラストラクチャおよびオペレーション(I&O)リーダーは新しい世界観を取り入れ、クラウドプラットフォーム戦略をサービスデリバリーや利用者満足度の観点から立案し、『こうありたい』という熱意と野心を持って取り組むことが肝要だ」と述べている。

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