報連相のタイミング、シングルタスクとマルチタスク、手段と目的――チームリーダー(奥さま)の下で子育てプロジェクトのメンバーになり、父はチーミングのベストプラクティスを学んだ。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
「抽象化思考」という言葉を耳にしたことがありますか?
「抽象」は「具体」の反対、つまり抽象化思考とは、個別の具体事例から本質的な課題や共通している学びを抜き出して、次回以降の具体的な出来事に生かしていく考え方です。
抽象化思考を進めていくと「この前のあれと同じだな」といった考え方ができるようになり、同じ問題を起こしにくくなったり、説明時に体系的に伝えられるようになったりします。
申し遅れましたが、私はイタンジの兼田(かねだ)と申します。賃貸住宅の入居中に発生する業務の管理システム「入居者管理くん」というサービスのエンジニアチームリーダーを務めております。
私は昔から、何か起こったときに「つまりこういうことだよね」とざっくりまとめるのが得意(というか好き)で、小さい頃から抽象化思考を実践してきました。
大人になって2人の息子に恵まれ、子育てについて抽象化思考を進めていくと、エンジニアの仕事と子育てに意外な共通点があることを発見しました。
本稿は、共通点の中で「チーミング(※1)」に着目し、子育てを通して会得したチーミングのコツと、チームにおいて「よきフォロワー(※2)」になるためのノウハウを紹介します。
また、育児をしている親御さんにも本稿が役に立つことを願っています。仕事で培った経験やスキルを家庭でどのように応用できるか考えるきっかけになれば、幸いです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.