SHIFT AIは「2024年AIトレンドランキング」を発表した。2024年話題になったと思う生成AIツールと実際に今使っている生成AIツール、実際に今使っている情報収集AIツールのトップは「ChatGPT」だった。
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SHIFT AIは2024年12月25日、「2024年AI(人工知能)トレンドランキング」を発表した。同社が運営するAIのビジネス活用を学べるメディアコミュニティー「SHIFT AI」の会員を対象に実施した調査の結果をまとめたもので、827人から有効回答を得た。それによると2024年話題になったと思う生成AIツールと実際に今使っている生成AIツールのトップはどちらも「ChatGPT」だった。
2024年話題になったと思う生成AIツールのランキングを見ると、トップはOpenAIのChatGPT(89.0%)。2位はGoogle DeepMind Technologiesの「Gemini」(49.6%)、3位はAnthropicの「Claude」(39.5%)だった。SHIFT AIの木内翔大氏(代表取締役)は、「2024年は生成AIツールが多様化し、それぞれが独自の価値を発揮した。ChatGPTの圧倒的な汎用(はんよう)性を筆頭に、Geminiの医療や研究分野に向けた解析能力、Claudeの安全性や倫理面が考慮された設計が注目されている」と述べている。
実際に今使っている生成AIツールは、トップがChatGPT(91.8%)、2位が「Perplexity AI」(35.3%)、3位がGemini(32.4%)だった。木内氏は、「ChatGPTの圧倒的な利用率が際立った。その一方で、実務の効率化に直結するGeminiやPerplexity AIなどの情報収集ニーズに応えるAIツールの人気も増加している」と述べている。
実際に今使っている画像生成AIツールのランキングは、トップがOpenAIの「DALL-E 3」(36.6%)、2位は「Midjourney」(17.9%)、3位は「Adobe Firefly」(11.1%)。木内氏は、「DALL-E 3が精度と利便性でトップに立った。Midjourneyのように特定のクリエイティブニーズに応えるツールも根強い人気を集めている」と述べている。
一方、実際に今使っている動画生成AIツールのトップは「Runway」(11.2%)、2位は「LumaAI」(5.9%)、3位は「Kling」(4.6%)。実際に今使っている情報収集AIツールのトップはChatGPT(71.7%)、2位はPerplexity AI(48.0%)、3位はGemini(24.3%)だった。
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