ユーザーやデバイスをもっと効率的に管理したいなら……Microsoft Entra IDで「グループ」を管理する方法今日から始めるMicrosoft Entra ID入門(4)

「Microsoft Entra ID」は、Microsoftのクラウドサービスを利用する際に欠かせないIDおよびアクセス管理サービスです。今回は、ユーザー、デバイスなどをまとめる「グループの作成」について解説します。グループを使うことで、組織のリソース管理とアクセス制御を効率化できます。

» 2025年02月07日 05時00分 公開
[森下えみ株式会社インテルレート]

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「今日から始めるMicrosoft Entra ID入門」のインデックス

連載目次

Microsoft Entraグループの活用

 「Microsoft Entraグループ」は、ユーザーやデバイス管理の効率化に役立ちます。個々のリソースにライセンスやアクセス権限を割り当てる作業は時間がかかり、設定ミスも起こりやすいものです。しかし、グループを活用することで、多数のユーザーに効率よく権限を付与できます。

 例えば、「営業部」グループを作成し、必要なライセンスとアプリケーションへのアクセス権を割り当てれば、新入社員が営業部に配属された際に、グループに追加するだけで必要な設定が自動的に適用されます。

 また、デバイス管理でも大きなメリットがあります。例えば、「営業部ノートPC」グループを作成し、特定のセキュリティポリシーを一括適用できます。新しいデバイスを導入する際も、適切なグループに追加するだけで必要な設定が自動的に反映されます(図1)。

ALT 図1 ユーザーグループ(左)とデバイスグループ(右)の活用イメージ。グループにライセンスやポリシーなどを割り当てると、グループ内のメンバーには間接的に反映される

Microsoft Entraグループの種類

 「Microsoft Entra管理センター」で作成できるグループは、「セキュリティグループ」と「Microsoft 365グループ」の2種類があります。

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