「Microsoft Entra ID」は、Microsoftのクラウドサービスを利用する際に欠かせないIDおよびアクセス管理サービスです。今回は、ユーザー、デバイスなどをまとめる「グループの作成」について解説します。グループを使うことで、組織のリソース管理とアクセス制御を効率化できます。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
「Microsoft Entraグループ」は、ユーザーやデバイス管理の効率化に役立ちます。個々のリソースにライセンスやアクセス権限を割り当てる作業は時間がかかり、設定ミスも起こりやすいものです。しかし、グループを活用することで、多数のユーザーに効率よく権限を付与できます。
例えば、「営業部」グループを作成し、必要なライセンスとアプリケーションへのアクセス権を割り当てれば、新入社員が営業部に配属された際に、グループに追加するだけで必要な設定が自動的に適用されます。
また、デバイス管理でも大きなメリットがあります。例えば、「営業部ノートPC」グループを作成し、特定のセキュリティポリシーを一括適用できます。新しいデバイスを導入する際も、適切なグループに追加するだけで必要な設定が自動的に反映されます(図1)。
「Microsoft Entra管理センター」で作成できるグループは、「セキュリティグループ」と「Microsoft 365グループ」の2種類があります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.