グラファーは、リコーに生成AIを前提とした開発体制構築を支援する「Graffer AI駆動開発プログラム」を提供した。クラウド移行の工期を2カ月間から約3週間に短縮するなど、開発生産性の向上が確認されている。
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企業・行政機関における業務のデジタル変革を手掛けるグラファーは2026年3月、リコーに「Graffer AI駆動開発プログラム」を提供したと発表した。同プログラムは、生成AIを開発プロセスのコアに統合し、組織全体の生産性を抜本的に向上させるための伴走型支援プログラムだ。
リコーは1980年代からAI研究・開発を進めてきたが、ソフトウェア開発プロセスそのものを「AI前提」で再構築するのに進化の余地があると判断した。今回の導入の狙いは、ツール活用スキルの底上げではなく、開発の思想やプロセス、人材育成を一体でアップデートすることで、組織全体の変革スピードを高めることにある。
同プログラムの導入を通じて、リコーでは以下の成果が確認されている。
AIエージェントを活用し、設計の初期案策定からテスト工程までを半自動化したことで、エンジニアはチーム間連携やアーキテクチャ設計、顧客の課題理解といった本質的な意思決定に時間を充てられるようになったという。
リコーはAI駆動開発プログラムの導入により、「AIによって定型作業から人間を解放し、人間が本来の価値を発揮できる環境を整えることで、プロダクトの質と顧客満足度をさらなる高みへと引き上げていく」と述べている。
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