「RHELを長く使いたい、でも更新頻度は抑えたい」の声にRed Hatが“14年サポート”の選択肢長期運用時のアップグレードや検証の負荷を軽減

「Red Hat Enterprise Linux Extended Life Cycle, Premium」は、RHELのメジャーリリースに対して最長14年間のサポートを提供するという。その具体的な中身とは。

» 2026年06月12日 13時00分 公開
[@IT]

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 Red Hatは2026年4月2日(米国時間)、同社のLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」(以下、RHEL)向けの新しいサブスクリプションを発表した。RHELの長期運用を支援する。

 基幹システムなど、変更による影響が大きいシステムでは、頻繁なOSのアップグレードが運用上のリスクや負荷につながりかねない。そのためアップグレードの頻度を抑えながら、同じOSバージョンを継続利用したいというニーズがある。

“同じRHEL”を最長14年使い続けられる?

 こうしたニーズに応えるために、Red Hatが提供するサブスクリプションが「Red Hat Enterprise Linux Extended Life Cycle, Premium」(以下、RHEL Extended Life Cycle, Premium)だ。その主な特徴を見ていこう。

 RHEL Extended Life Cycle, Premiumは、RHELのメジャーリリース(主要バージョン)における最後のマイナーリリース(主要バージョン内の更新版)に対して、最長14年間のサポートを提供する。頻繁なアップグレードに伴う運用負荷を抑えながら、重要なシステムを継続利用しやすくする。

アップグレードや検証の頻度を抑えてシステムの安定運用を支援

 偶数番号のマイナーリリースに対して、RHEL Extended Life Cycle, Premiumは6年間の延長メンテナンスを提供する。従来は複数のサポートアドオンを組み合わせて実現していた長期運用向けのサポートを、単一のサブスクリプションで利用できるようにした。

 マイナーリリースのたびにシステムをアップグレードすると、企業によっては動作検証が都度必要になる場合がある。この延長メンテナンスにより、企業はアップグレードや、それに伴う検証作業の頻度を抑えながら、重要なシステムを安定的に運用できるようになるという。

 RHEL Extended Life Cycle, Premiumは、RHEL向けサブスクリプション「Red Hat Enterprise Linux Premium」(以下、RHEL Premium)をベースとしている。RHEL Premiumに含まれる高可用性機能やセキュリティパッチも利用可能だ。

 「長期サポートの利用を簡素化し、アップグレードの負担を軽減することで、IT部門がシステムの安定運用とイノベーションの推進を両立させやすくなる」。Red HatでRHEL担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーを務めるグンナー・ヘレクソン氏は、こう説明する。

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