サードパーティーCookieの利用規制が広がり、世界的にプライバシー保護への関心が高まる中、企業は「自社が保有するファーストパーティデータを軸に、より精度の高いマーケティング分析を実施したい」という課題を抱えている。Vポイントマーケティングはどう対応したのか。
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近年、サードパーティーCookieの利用規制が広がり、世界的にプライバシー保護への関心が高まる中、企業は「自社が保有するファーストパーティーデータを軸に、より精度の高いマーケティング分析を実施したい」という課題を抱えている。ただし、異なる企業間でデータをやりとりするには、強固なセキュリティ体制とプライバシー保護の仕組みに加え、双方のシステムに過度な負担を掛けずに接続できる柔軟性も求められる。
こうした課題に対応するためにVポイントマーケティングは「Vポイント」提携企業と連携し、Vポイントの保有データを活用したデータエンリッチメントに取り組んできた。提携企業側のデータとVポイントデータを掛け合わせることで、顧客像をより精緻に把握し、マーケティング施策の精度を高めるのがその狙い。この取り組みを支える基盤をどう構築したのか。
Vポイントマーケティングが展開する自社開発データクリーンルームの新基盤として、SnowflakeのAIデータクラウドを採用した。2026年秋から提供を始める予定の自社開発データクリーンルームのサービスで、セキュアにデータを共有する機能「Snowflake Data Sharing」を活用する。
この機能を使うことで、データクリーンルームを利用するVポイント提携企業は、データを自社側に移したり、複製したりする必要がなくなる。リアルタイム性と安全性を保ちながら、Vポイントマーケティング側のデータを分析に生かし、顧客の理解を深められるようになるという。
SnowflakeのAIデータクラウドには柔軟なデータ共有の仕組みが組み込まれており、各企業が保有データを生かしながら分析基盤を効率よく整えられるよう後押しする。既にSnowflakeを利用している提携企業にとっては、新たに環境を構築、運用する手間を大きく増やすことなく導入できる点もメリットだという。
Snowflake 社長執行役員 浮田竜路氏は、データプライバシーの重要性が高まる現代において、企業がデータを安全かつ最大限に活用できる環境の必要性を強調。VポイントマーケティングのAIデータクラウドがデータ駆動型のマーケティングにおける革新のスピードを加速させるという。
Vポイントマーケティング 代表取締役 社長執行役員 廣田精吾氏は、Vポイント提携企業とともにV会員に、より価値ある情報やサービスを提供することが本取り組みの目的で、プライバシーに配慮しながら、堅牢(けんろう)で柔軟な技術を用いた安全な環境を通じて、提携企業による顧客理解の高度化などを支援するとしている。法令や各種規約を順守した上で適切にデータを活用し、セキュアな環境の構築と運用に努める方針だとコメントしている。本事例はSnowflakeが2026年9月10日に公開した。
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