あなたの携帯電話でJavaアプリは動きますか?携帯アプリを作って学ぶJava文法の基礎(1)(3/3 ページ)

» 2008年01月16日 01時00分 公開
[緒方聡エスマテック株式会社]
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Java開発環境・Java実行環境のセットアップ

 ケータイJavaアプリを開発するに当たって、まずはJava開発環境をセットアップする必要があります。セットアップが完了したら、こちらのJavaアプレットが動作するはずです。

JDKのインストール

 JDKJava開発環境)はサン・マイクロシステムズのダウンロードサイトからダウンロードします。なお通常、JDKにはJREJava実行環境)も含まれています。

 2008年1月の原稿執筆時、JDKの最新バージョンは6 Update 3です。Windows版には、オフラインインストーラオンラインインストーラが用意されています。

図7 オフラインインストーラとオンラインインストーラのどちらかをダウンロード 図7 オフラインインストーラとオンラインインストーラのどちらかをダウンロード

 オフラインインストーラは、インストールするPCがインターネットに接続されていなければなりませんが、インストール後にもインストール構成が変更可能なので、インターネットに接続されているPCにインストールするのであればこちらをお勧めします。なお、インストール手順はどちらを使用しても同じです。

 インストールを開始するにはダウンロードした「jdk-6u3-windows-i586-p.exe」または「jdk-6u3-windows-i586-p-iftw.exe」を実行します。

図8 インストール・ウィザードの開始 図8 インストール・ウィザードの開始

 上記図8は起動直後に表示されます。しばらく待っていると、次の画面が表示されます。

図9 使用許諾の同意 図9 使用許諾の同意

 使用許諾が表示されます。内容を読んで「同意する」を押してください。すると、次の画面になります。

図10 インストールするJDK機能の選択 図10 インストールするJDK機能の選択

 インストールする機能を選択します。デモとサンプル、ソースコード、Java DBは今回はインストールしません。

編集部注Java DB について詳しく知りたい読者は「待望のJava SE 6 でパーシステンス」をご参照ください。

 また、インストール先もデフォルトの「C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_03\」から「C:\Java\JDK\」に変更しています。スペースを含むパスにJDKをインストールすると、何かとトラブルのもとになるためです。

図11 JDKインストール進行中 図11 JDKインストール進行中

 JDKをインストールしています。しばらく待っていると、次の画面が表示されます。

JREのインストール

図12 インストールするJREの機能とインストール先を選択 図12 インストールするJREの機能とインストール先を選択

 JREの機能とインストール先を選択します。インストール先はJDKと同様「C:\Progaram Files\Java\jre1.6.0_03\」から「C:\Java\JRE\」に変更しています。

 「ブラウザのデフォルトJava」の部分は、Internet Explorerブラウザと、インストールしていればMozilla Firefoxブラウザが検出されます。OperaブラウザやSafarブラウザiはここでは表示されませんが、それぞれのWebブラウザで問題なく利用可能です。

図13 JREインストール進行中 図13 JREインストール進行中

 JREをインストールしています。しばらく待っていると、次の画面が表示されます。

図14 インストール完了! 図14 インストール完了!

 [完了]を押すと、JDKとJREのインストールが完了です。

ケータイのエミュレータを使ってプログラミング開始!

 インストールが完了したところで、再度こちらのJavaアプレットが実行されるか確認してみてください。

 次回からは実際にケータイのエミュレータを用いてプログラミングを開始します。Javaで初めてのプログラムを作り、ケータイJavaアプリの開発環境に慣れてみましょう。


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