Oracle Enterprise Managerを使いこなす間違いやすいポイントを追え! Bronze DBA講座(2)(2/2 ページ)

» 2008年04月25日 00時00分 公開
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Database Controlで実行できるタスク

例題3

Oracle Enterprise Manager Database Controlを使用して実行できないタスクを次の中からすべて選んでください。

a.データのインポート、エクスポート

b.データベースの削除

c.データベースのバックアップ、リカバリ

d.データのロード

e.SPFILEのパラメータ変更

f.PFILEのパラメータ変更

例題の範囲をおさらい

 Oracle Enterprise Manager Database Controlでは、Webブラウザを使用してデータベースの監視や管理、メンテナンスを行うことができます。実行できるタスクは以下のとおりです。

  • データのインポート、エクスポート
  • データベースのバックアップ、リカバリ
  • データベースインスタンスに関するパフォーマンスおよびステータス情報の表示
  • 表や索引などのスキーマオブジェクトの作成
  • ユーザーセキュリティの管理
  • 表領域などのデータベース記憶領域構造の作成

正解

b、f

解説

選択肢a:Oracle Enterprise Manager Database Controlでは、エクスポートファイルからのデータのインポートやエクスポートファイルへのエクスポート、データベースからのインポートなどを行うことができます。

選択肢b:データベースの削除は実行できません。データベースの作成、削除には、DBCA(Database Configuration Assistant)を利用します。

選択肢c:バックアップのスケジュールや設定、リカバリの設定や実行などを行うことができます。

選択肢d:ユーザーファイルからのデータのロードを行うことができます。

選択肢e:SPFILEのパラメータ変更が可能です。変更の反映は、現在のインスタンスのみ/SPFILEのみ/SPFILEと現在のインスタンス両方に行うことができます。

選択肢f:PFILEの変更はできません。PFILEは、テキストファイルなどから直接編集して変更を行うものです。

 よって、実行できないタスクはb、fです。

まとめ

 次の内容をチェックしましょう。

  • Oracle Enterprise Manager Database Controlで必要なプロセス
  • デフォルトで登録されている管理者ユーザー
  • Oracle Enterprise Manager Database Controlで実行できるタスク

 次回は、Oracleネットワーク環境の構成について、間違いやすい点にポイントを絞って説明します。


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