IPA、18人の天才プログラマ/スーパークリエータを認定未踏ソフトウェア創造事業

» 2008年05月01日 00時00分 公開
[岑康貴,@IT]

 情報処理推進機構(IPA)は5月1日、2007年度第1期、第2期で採択した「未踏ソフトウェア創造事業」において、18人の「天才プログラマー/スーパークリエータ」を認定したと発表した。

 未踏ソフトウェア創造事業は、ソフトウェア関連分野の天才的な人材の発掘と育成を目的としている。これまでに1260人の開発者を支援し、天才プログラマー/スーパークリエータには2000年度からのべ176人を認定している。今回は未踏本体からは12人、未踏ユースからは6人を認定した。

 認定された18人の名前とテーマは次の通り。

未踏本体第1期(7人)

氏名 開発テーマ名
田中充
携帯電話とPCを相互に接続・制御するミドルウェアとその応用ツールの開発
斉藤匡人
ユビキタスネットワークブラウザの開発と展開
小林茂
プロトタイピングのためのツールキット「Funnel」の開発
石野明
ホワイトボード画像の保存・再生システムの開発
久保裕也
Shared Questionnaire System 2.0の開発
大倉務
ブログを用いた「なんでも早期発見システム」の開発
近藤真之
問い合わせ学習を用いた自動操作ソフトウェア「子猫の手」の開発

未踏本体第2期(5人)

氏名 開発テーマ名
斉藤賢爾
地球規模オペレーティングシステム外殻(シェル)の開発と応用
出口博章
数式の二次元構造を直感的に扱うためのシステムの開発
森田尚
高品質な書籍を簡単に制作するための出版支援ソフトウェアの実用化
荒川傑
開発現場の「おきて」を代行するJavaコンパイラIrenkaの開発
阿部正佳
実装言語独立でモジュラリティーの良いコンパイラキットSCK

未踏ユース第1期(4人)

氏名 開発テーマ名
西川賀樹
分散システムの開発を支援するテストベッド
丹野治門
ネットワーク越しにリアルタイム共同編集ができるインタラクションソフト制作システム
山本裕輔
不確かな知識の信頼性判断の支援を行う「ほんと? サーチ」
櫻井稔
Sequential Graphics:臨場感を描画するソフトウェア

未踏ユース第2期(2人)

氏名 開発テーマ名
岩川建彦
分散アプリケーションのためのプログラミング言語開発
儀間武晃
物語性のある連続静止画のレイアウト調整自動化システムの開発

 5月27日に東京ドームシティプリズムホールで開催されるIPAのイベント「IPAX2008」で、18人に対して認定証が授与される。

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