スピーカーになるために必要なものは何があるのでしょうか。細かいものを挙げていけばキリがありませんので、最低限必要なものを3つ紹介します。
当たり前のことですが、これがなくては発表になりません。とはいっても、「業界の最先端情報でないと!」などと構える必要はありません。ちょっとした自作ツールの話や、開発に関する工夫、普段自分が携わっている技術ドメイン分野についての話などで十分だと思います(ただし、社則などで定められた機密情報の漏えいに当たらないように注意しましょう)。誰しも、何か「伝えたいこと」の1つや2つは持っているでしょう。
ちなみに、筆者はさまざまな発表のテーマを、「実装披露系」「実践報告系」「考察系」「エンターテインメント系」という軸で分類しています。
多くの場合、スライド資料を用意することになります。世の中には「○○メソッド」と名前の付いたプレゼンスタイルがありますし、資料の体裁については書籍が多く存在します。まずは、自分が聴講者としてさまざまな発表を聞いてみて、「あれなら自分の発表にも使えそう」と感じたものをマネしてみるところから始めるとよいでしょう。
筆者も初めてのトークでは、見よう見まねで「高橋メソッド」に挑戦しました。
そうはいっても、やはり初めてのことであれば不安が多いはずです。最初に手を挙げる瞬間が、一番の難関だといっても過言ではありません。発表をすると決まってしまえば、あとは腹が固まってしまうものです。本記事が、この「最初の山」を越える触媒になれば幸いです。
初めての発表であれば、早めの準備と練習が勇気付けにつながるでしょう。
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