VMware VirtualCenterのインストールVMware Infrastructure 3徹底入門 実践編(3)(3/4 ページ)

» 2008年11月05日 12時00分 公開

VMware VirtualCenter 2.5のインストール

 Windows OSならびにデータベースの構成が完了したら、次にVMware VirtualCenterのインストールを行う。ここでは本稿執筆時点における最新版であるVMware VirtualCenter 2.5 Update 1 Globalization版(build:85606)を用いてインストールを実施している。

 VirtualCenterのソフトウェアをzipファイルで手配した場合はそれを展開する。ISOファイルよりCD-R/RWを作成した場合はそのメディアを挿入する。autorun.exeを実行しインストーラを起動する。

図17 VirtualCenterのインストーラを起動する 図17 VirtualCenterのインストーラを起動する

 VirtualCenterのインストールは基本的にウィザードに従って進めるだけで完了できるようになっている。以下では入力が求められる部分を抜粋して紹介する。

 インストールタイプとしては「VMware VirtualCenter Server」を選択する。これを選択すると、VirtualCenter Server本体、幾つかのプラグインモジュール、そしてVIClientが一括でインストールされる。VirtualCenter Server本体のみをインストールしたいという場合は「カスタム」を選択してVirtualCenter Serverのみを指定してインストールすることも可能である。今回は全てのコンポーネントをインストールする「VMware VirtualCenter Server」を選択してインストールを進めることとする。

図18 インストールタイプではVMware VirtualCenter Serverを選択 図18 インストールタイプではVMware VirtualCenter Serverを選択

 データベースに関する情報を入力する。ここで事前に作成したデータベースに接続するためのデータソース名を指定する。なお、SQL Server 2005 Expressを利用して構成する場合はここで上段のラジオボタンを選択しておけば、データベースのインストールと構成も含めてインストーラが実行してくれる。今回はSQL Server 2005 SP2 Enterprise Editionを利用しているため、適切な値をここで入力する。

図19 作成済みのODBC DSN名とユーザー名などを入力 図19 作成済みのODBC DSN名とユーザー名などを入力

 次にライセンスの構成を行う。すでに製品を購入済みでライセンスファイルが手元にある場合は、ここでそのライセンスファイルを指定してインストールを進めることができる。今回は「評価モード」で構成を行うため、「VirtualCenterサーバを評価する」のチェックボックスを有効化してインストールを進めることとする。

図20 今回は評価モードでVirtualCenterを導入する 図20 今回は評価モードでVirtualCenterを導入する

 次にVirtualCenterサーバのシステム管理者情報を入力する。

図21 VirtualCenterサーバのシステム管理者情報を入力 図21 VirtualCenterサーバのシステム管理者情報を入力

 インストールを開始する。各コンポーネントがインストールされ、サービスが有効化される。

図22 インストールが開始される 図22 インストールが開始される

 やがてインストールが完了し、InstallShieldウィザードが完了した旨のダイアログが表示される。

図23 インストール作業が完了した 図23 インストール作業が完了した

 以上でVMware VirtualCenter 2.5のインストールは完了である。

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