師走を乗り切れ! 超速イケてる年賀状素材作り一撃デザインの種明かし(9)(3/7 ページ)

» 2009年12月25日 00時00分 公開
[林真由美面白法人カヤック]

画質が荒いけど、写メの画像を使いたい!

 いざ写真を探してみると、「写メの(携帯電話のカメラで撮影した)画像しか用意できない!」「解像度が低いものしかない!」「サイズが足りない!」という事態も起きることでしょう。そんなときは、この方法で解決できます。

 そういった画像は、サイズ小さかったり、解像度が足りなかったりで、印刷すると汚く見えてしまうことがあります。そんなときは[フィルター]を使うと、それなりに見えます。もちろん、普通の写真画像でも使えます。

【6】とにかく、一瞬で何とかしたい!

 これを使えば、3ステップで何とかなります。

 まずは写メを、はがきサイズに引き伸ばします。見て分かるとおり、このままだと汚いので、[フィルター]を掛けます。

 写真のレイヤを[複製]した後、[フィルタ]→[ピクセレート]→[カラーハーフトーン]を“2回”適応させましょう。[最大半径]は15px、[ハーフトーンスクリーンの角度]の[チャンネル1〜4]は、それぞれ0にしました。

 [フィルター]を掛けたレイヤを、[オーバーレイ]にします。

 これで、画像の粗さが簡単にごまかせます。ついでに、色味も明るくなるので、おめでたいイメージになります。

 最後に文字を置くと、年賀状っぽくなります。

【7】ポップアートな感じで、アンディ・ウォーホル調に!

 どんな画像でも、これでOKです。

 こちらも画像をはがきサイズに引き伸ばします。

 [イメージ]→[色調補正]→[彩度を下げる]でグレースケールにします。

 まずは画像の補正から行います。口の部分のコントラストが弱いので、先ほど説明した[なげなわツール]+[ぼかし]で選択した後、[イメージ]→[画像補正]→[レベル補正]で調整します。

 だいぶ、コントラストが付きました。次に、[フィルター]→[ぼかし]→[ぼかし(ガウス)]を掛けます。

 次に、色を入れます。まず新しいレイヤを作り、[乗算」にしておきます。肌色の部分を、[ペンツール]を使って塗りつぶします。“塗り”は、はみ出したりしても、適当でOKです。目の部分だけは、塗りつぶさないようにします。

 さらにレイヤを増やして、アイシャドウと、口紅を書きます。もちろん、それぞれのレイヤは、【乗算】にしておいてください。

 最後に、写真のレイヤを[イメージ]→[色調補正]→[二階調化]し、こちらも最後に文字を載せてみましょう。写メを使っているなんて思えない出来上がりです。

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